【群雄割拠のBtoB―EC大手】売上基盤の拡張続く/コクヨは東北IDC稼働へ(2026年10月15日号)

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コクヨ・東北IDC庫内の一部

コクヨ・東北IDC庫内の一部

 BtoB―EC大手が物流をはじめとする売り上げ基盤の拡大を推進している。コクヨ(本社東京都)のビジネスサプライ流通事業は26年11月に東北と北海道を配達エリアとする物流拠点「東北IDC」を稼働させる。同事業部はオフィス通販のカウネットの事業も含まれる。MonotaROは既存の物流拠点「笠間DC」の3倍の出荷能力を持つ「水戸DC」を28年5月に稼働させる計画だ。各社ともこれまで以上に物流体制を強化しているが、併行して専門性を武器とする独自のマーケティングや効率化にも力を注いでいる。

■東北エリア強化へ

 コクヨは10月13日、東北エリアの配送リードタイム短縮や、品ぞろえ拡充などによる安定供給体制の構築を目的に「東北IDC」を26年11月30日に稼働させると発表した。同日には、メディアも招いて倉庫情報を公開する開所式兼内覧会を実施した。
 東北IDCは、購買管理・オフィス通販を手掛けるカウネット(本社東京都)を中心とするビジネスサプライ流通事業の拠点という位置付けだ。主には、東北と北海道への対応を主として一部地域では、当日配送も可能にする。
 庫内の面積は倉庫内の2~3階で、延べ約21万平方メートル超を有し、最大27万SKUの高密度保管を実現させた。庫内生産性も強化して従来比で約40%向上させているという。
 庫内は、ロボットや搬送システムが商品棚ごと作業者の手元まで自動で運んでくれる「GTP(グッド・トゥ・パーソン)」や、仕分け設備、搬送ロボなど多数の自動設備を導入した。
 当日の開所式で、コクヨの黒田英邦社長は「東北IDCは全国で5番目の拠点。今回の投資は、仕組みそのものだけでなく『挑戦する社員』への投資でもある」と話した。また、宮澤典友執行役員は「構想から約3年の歳月を経て開所した。キャパシテーや、生産性の向上など変化に即応できる柔軟性も確保している」と述べた。


■各社が物流を強化

 物流においては、MonotaROやアズワンも取り組みが進んでいる。

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月15日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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