百貨店ECのおせち商戦がスタートした。最大9連休となる、今年の年末年始は、巣ごもり消費の拡大が予想されている。松屋銀座のメルマガ会員を対象に実施した、おせちに関する意識調査では、物価高騰が続く中でも、全体の約7割超が「おせちでの節約は意識しない」と回答した。各家庭の、おせちの予算も増えているようだ。消費者のおせちの購買意欲が高まる中、百貨店EC各社は、おせちの品ぞろえの拡充、ECサイトへの誘導強化などに取り組んでいる。
■EC比率は5割超
大丸松坂屋百貨店(本社東京都)は、おせち商戦において、前年比7.4%増の成長を見込んでいる。前年に引き続きECへの誘導を強化するそうだ。
同社の26年(前回)のおせち商戦の売り上げ構成比は、「EC」54.7%、「電話注文など」13.5%、「店頭購入」31.8%だったという。20年の時点では、EC経由の購入は約3割にとどまっていた。24年には初めて50%を突破。25年(前々回)のEC比率は52.6%だった。EC比率は年々高まり、今回のEC比率も確実に5割を超える見込みだ。
同社では、強みであるオリジナルおせちの開発力を生かして(1)販売チャネルの拡大(2)全国配送商品の強化─に取り組む。おせちを購入したことのない顧客へのアプローチを強化。新商品の開発と、販売チャネルの拡大を通じ、おせち市場における新規獲得の強化を図るとしている。
SNSで人気を集める料理家が監修したおせちや、TBSのテレビドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」のタイアップおせち、サントリーのウィスキーアンバサダー・佐々木太一氏監修の、「『山崎』を愉(たの)しむためのペアリングおせち」など、個性豊かな商品を展開している。
■冷凍おせちを強化
高島屋でも、おせちのEC比率は年々高まっているという。
自社サイト「高島屋オンライン」のおせち売り上げは、コロナ禍のときのような、2桁増といった大幅な伸びではないものの、年々緩やかに拡大傾向にあるそうだ。
冷凍おせちの品ぞろえ強化が、ECの伸長の一因だという。ECでは、
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【百貨店EC】7割が「おせちの節約はなし」/最大9連休、予算増で巣ごもり(2026年9月17日・24日合併号)
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