プリントTシャツやノベルティーなどのオリジナル商品を必要な分だけ製造・提供する「オンデマンド(受注生産)市場」の活況が続いている。従来はEC事業者のサービス拡充やラインアップの充実によって成長をけん引してきたが、市場の成熟に伴い、品質や納期、顧客対応などの領域で差別化が進む。足元ではAI活用による生産性向上に加え、EC運用の「全工程代行」といった高付加価値なビジネスモデルも広がりを見せている。
■主力各社は2桁成長を継続
オンデマンド専業の主要企業は、軒並み業績を伸ばしている。
イメージ・マジックの25年12月期の全売上高は前期比21.0%増の94億200万円で、主力事業のオンデマンドプリントサービス事業の売上高は同20.2%増の85億3966万円だった。
今期の売り上げは前期比13・8%増の107億円、営業利益は同16.9%増の6億5000万円を計画している。
イタミアートの26年1月期の連結売上高は前期比32.1%増の47億6100万円。全売上高のうちEC比率は56.3%と過半数を占めつつ、既存顧客への営業強化や大量注文に対応する卸販売も強化し、今期売上高は前期比26.0%増の60億円、営業利益は同13.7%増の2億4600万円を計画する。
株式上場する大手2社以外の状況はどうか。
フォーカス(本社山梨県、常松憲太社長)は、25年12月期における売上高が前期と比べて約4億3400万円増の37億3500万円だった。商品やサービスの差別化を継続的に推進し、高いCVR(成約率)を維持している。
26年5月29日付で上場を廃止したラクスル(本社東京都、永見世央CEO)は、オンデマンド領域を強化し、ノベルティーグッズをはじめ、アパレル関連も伸ばしている。
最近では子会社のラクスルファクトリー(本社東京都)を通じて、
(続きは、「日本ネット経済新聞」7月30日号で)
【拡大するオンデマンド市場】AI活用で市場は活発化/製造請負から構築支援が広がる(2026年7月30日号)
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