オンライン診療市場は拡大を続けているが、最近では糖尿病治療薬「マンジャロ」の販売が問題視されている。オンライン診療が今後、さらに普及するためには、顧客の信頼獲得がより重要になるだろう。オンライン診療サービス「Oops(ウープス)」は、徹底したブランディング戦略と、厳格なビデオ診察による法令順守と医療への真摯(しんし)な取り組みを両立し、25年9月期の取扱高は前期比48%増となった。美容皮膚科専門のオンライン診療サービス「東京美肌堂」は、医師による画面越しのコミュニケーション能力にもこだわり、毎年の売り上げ成長率は平均50%となっている。成長するオンライン診療サービス提供企業に、ブランド戦略や市場動向について聞いた。
■クリエイティブで差
SQUIZ(スクイズ、本社東京都、平野巴章代表)が展開するオンライン診療サービス「Oops」の25年9月期の取扱高は、前期比48%増の24億8000万円となった。AGA(男性脱毛症)やピル処方など合計14の診療科目において、オンライン診療プラットフォームを提供している。
プラットフォーム型の事業モデルでありながら、一つの”ブランド”としてサービスを磨き、特に若年層から支持を得ている。
平野代表は社内の価値観として「ダサいことをしない」という共通認識があると語った。その価値観が特に表れているのが、「Oops」のサイトや広告、商品(薬品)パッケージのクリエーティブだ。
「ダサいこととは、例えばAGAの広告で、排水溝に抜け毛が詰まっているようなビジュアルを使ったりは絶対にしない。『Oops』は利用者の不安をあおったり、ギョッとさせたりする表現をしない」(平野代表)と話す。
他にも、「薄毛のお父さんではかわいそう」といった、ネガティブで、誰かを傷つけるような表現は徹底して避けている。
広告会社出身の平野代表の知見を生かし、「クリエーティブの力で業界のイメージや、受診のハードルの高さを払拭したい」(同)と話した。
■利用者累計40万人突破
LATRICO(本社東京都、濱口友彰代表)は美容皮膚科に特化したオンライン診療サービス「東京美肌堂」を展開している。
(続きは、「日本ネット経済新聞」6月25日号で)
【拡大するオンライン診療市場】信頼武器に急成長/「Oops」「東京美肌堂」は売上1.5倍(2026年6月25日号)
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