【寝具・家具OMO最前線】多様化する顧客接点/体験型展覧会に1日1000人超来場(2026年5月14日号)

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 寝具や家具を展開する企業のOMO(ネットとリアルの融合)施策が多様化している。昭和西川は、ギフト券を活用して顧客のECと実店舗の併用率を高めている。家具のサブスクサービスを展開するソーシャルインテリアは、虎ノ門ヒルズでインテリアの展覧会を開催したところ、1日当たりの来場者数が1000人を超え、手ごたえを感じている。多様化する各社のOMO施策や、リアルでの顧客接点の作り方を取り上げる。

■OMO注力でLTV向上

 昭和西川(本社東京都、西川元一朗代表)はオーダーメイド枕を、”ギフト券”という形で、自社ECにて販売している。他の商品の購入者層が主に40~60代であるのに対して、オーダーメイド枕の購入者は約60%が10~30代だ。親や目上の人へのプレゼントとして購入するケースも多いという。
 顧客全体におけるECと実店舗の併用率は約4%に留まっている。それに対して、オーダーメイド枕のギフト購入顧客の併用率は、約22%となっている。相互利用が進むことで、結果としてLTV(顧客生産価値)の向上を見込めるとしている。
 「7万~8万円以上のマットレスは購入のハードルが高いが、1万7600円から購入できるオーダーメイド枕であれば、新たな顧客接点に適している。首や肩に悩みを持つ人も多く、睡眠改善のための検討材料として、枕は第一想起ともいえるだろう」(EC事業部副事業部長兼セールス部部長・萩原正也氏)と話す。
 マットレスやオーダーメイド枕のような、接客が必要な商品や、比較的高単価な商品は実店舗での購入を促し、カバー類やシーツなど、接客を重視しない商品はECで拡充するなど、商品の住み分けも行っているという。


■来場者数が右肩上がり

 家具のサブスク「サブスクライフ」を展開するソーシャルインテリア(本社東京都、町野健代表)は、体験型展覧会「TOKYOROOMS(トーキョールームス)」を開催している。クリエイターがそれぞれコーディネートした6畳の空間を、40部屋展示している。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月14日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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