ユーグレナ/化粧品を新たな柱に/5月発売、初動は好調

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 ユーグレナが今年5月に発売した、通販向け化粧品が好調だ。売り上げは未公開だが、主力商品である、ユーグレナ入り青汁「緑汁」の発売当初を超える初動だという。新発売のユーグレナ入り化粧品を、緑汁に続く広告出稿の柱にすると同社は説明している。
 同社は5月16日、通販専用の化粧品ブランドとして、オールインワン化粧品「one(ワン)」を発売した。ECや新聞広告など複数チャネルの通販で取り扱う。同社が通販専用の化粧品ブランドを展開するのは初めてだ。
 oneは、カプセル状のユーグレナエキスを配合したオールインワンクリーム。価格は1カ月分が4900円(税別)。
 oneの売り上げは「非公表」(福本拓元・取締役マーケティング部長)としながら「発売直後の初動では、主力商品のユーグレナ入り青汁『緑汁』の初動を大きく上回っている。『もの凄く売れている』と言える」(同)と話している。「『緑汁』に続く広告出稿の柱にしていく」(同)と新ブランドへの期待感は大きい。
 oneの広告は、ウェブの他、全国紙に全面広告を掲載する等、大規模に行っている。
 好調の要因は、ユーグレナの認知度の高まりと、新技術の採用によって実現した、製品の使用感にあるという。ユーグレナの栄養成分としての認知度は同社調べで約50%。
 同社の展開する化粧品ブランドとしては、oneの他に、美容室を中心に販売している「B. C. A. D(ビーシーエーディー)」がある。化粧品のブランド戦略について同社では、「oneは、キューサイの『コラリッチ』や、新日本製薬の『パーフェクトワン』と同じ市場を狙う。B. C. A. Dは、マックスファクターの『SK2.』のようなブランドとして大事に育てていきたい」(同)と話している。



(続きは、「日本ネット経済新聞」8月4日号で)

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