コロナ禍以前と比べて、女性の下着・インナーにおける存在意義が変容している。在宅時間の増加や健康意識の高まりを背景に、「華やかさ」や「補正力」よりも、個人の「心地よさ」を重視する価値観が定着している。コロナ禍収束後もこの傾向は継続している。ECを主戦場にナイトブラなどを展開する「BAMBI WATER(バンビウォーター)」は、26年1~2月における、特許を取得したブラトップのEC売上高が前年同期比150%増となった。ECで躍進するブランドに共通しているのは、顧客との間に築かれた強固な”信頼感”だった。
■商品力×レビュー=売上
ラングレー(本社東京都、栗原淳徳代表)は19年、「BAMBI WATERスタイルナイトブラ」で下着・インナー市場に参入し、ECで実績を積み上げてきた。ブランド全体の楽天のレビューは19万7200件以上で、リピート率は約50%に達する。
商品力を磨き続けることで良いレビューが増え、それが新規顧客の獲得に貢献するサイクルを作っているという。検索結果の優位性確保にもつながり、加速度的な売上拡大を実現している。
■特許取得で信頼獲得
「BAMBI WATER」では25年4月、ブラトップにおいて”縫製”と”編み”を融合した、独自の「CONBINE(コンバイン)製法」で特許を取得した。26年1月~2月における、特許を取得したブラトップのEC売上高は、前年同期比150%増で推移した。
一般的に、ブラトップはキャミソール部分もブラジャー部分も縫製で作られることが多いが、「BAMBI WATER」のブラトップのブラジャー部分は「BAMBI WATER スタイルナイトブラ」同様”編み”で製造しているという。編んだナイトブラを、キャミソールやタンクトップの内側に取り付けているのが特徴で、着心地とホールド力を両立させている。
SNS広告などでも特許取得を全面的に訴求しており、独自技術の裏付けが他社へのブランドスイッチを防ぐ要因にもなるようだ。
初回購入でナイトブラの着用感を評価した顧客が、ブラトップやカップ付きのヒートインナーなど他カテゴリーの製品をクロスセルするケースも多いという。
「『ナイトブラをそのままインナーにしてほしい』という要望を受け、独自製法を用いた、さまざまな商品を展開している」(EC運営チームマネージャー・小崎郁実氏)と話す。
■顧客の声を即反映
累計販売数400万枚を突破した「Angellir(アンジェリール)」を展開するシーオーメディカル(本社東京都、瀬出井亮代表)は、
(続きは、「日本ネット経済新聞」3月12日号で)
【変化する女性下着EC】機能、接客で信頼獲得/”心地よさ”訴求で売上2.5倍も(2026年3月12日号)
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