健康食品通販市場では、紅麹問題によって、甚大な影響が発生している。厚生労働省の資料などによると、小林製薬製の紅麹原料の使用により自主回収を発表したEC企業は19社に上っている。商社などを通じて小林製薬の紅麹原料を購入して自社商品に配合している事業者は、173社以上にのぼるとみられている。「紅麹原料は入っていないか」などといった問い合わせが、無関係の健康食品通販企業にも多数寄せられており、各社対応に追われているようだ。
■解約率にも影響
厚生労働省が発表している資料によると、4月2日時点で、小林製薬の紅麹原料の使用を理由に、サプリメントなどの製品の自主回収を発表している企業は、小林製薬も含めて94社に上っている。ECで販売していることが確認できた企業だけでも、19社あった。
19社ではいずれも、公式ホームページなどで自主回収を発表。商品ページを削除したり、販売休止にしたりしている。
(続きは、「日本ネット経済新聞」4月4日号で)
【紅麹問題】 自主回収などの影響は甚大/無関係の企業にも問い合わせ殺到(2024年4月4日号)
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。