イオン、デジタルシフトを鮮明に/グループのECサイトを統合

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15年12月にグループのECサイトを統合した「イオンドットコム」

イオングループがECやネットスーパーを主軸としたデジタル戦略に本腰を入れ始めた。17年2月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画(中計)では、オムニチャネル化を推進する「デジタルシフト」を盛り込み、Eコマース事業最高経営責任者のポストも新設した。15年12月にはグループのECサイトを統合し「イオンドットコム」を開設した。同サイトの構築を手掛けるイオンリンク(本社千葉県)のオフィスを東京・渋谷に構え、有力な業界経験者の採用も進めている。イオングループでは、ECサイトの顧客情報の一元化を目指し、出遅れていたオムニチャネル戦略を加速していく。

 イオングループは300社超の企業を抱え、ECサイトやネットスーパーなどを運営してきた。これまでECサイトは、企業ごとに運営され、顧客情報もそれぞれが管理。そのため、グループ共通IDによるログインができなかった。
 情報ポータルサイト「イオンスクエア」はあったものの、一つのサイトで、グループの商品が購入できる仕組みもなかった。「イオンスクエア」は一定の集客はできていても、コンバージョンにつながっていないという課題を抱えていた。
 これらを解消するため、15年12月に「デジタルシフト」推進の一環として「イオンドットコム」という新たなプラットフォームを立ち上げた。グループ内のECサイトを統合し、ユーザーの利便性を高めるとともに、ログインIDの統合やユーザーの名寄せなどを段階的に進めていく。
 15年12月にまず24サイトをプラットフォームにまとめ、2月1日現在で29のサイトを集合させた。利用登録者数は延べ約1400万人とみられ、将来的には、顧客情報の一元管理を目指す。さらに、イオングループが持つさまざまなリソースを提案できるレコメンド機能を付加することで、購入を推進していく。今後は、食品スーパー「マックスバリュ」などグループ企業のECサイトも取り込む考えだ。

(続きは日本ネット経済新聞 2月4日号で)

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