アパレルEC/イージーオーダー活発化/返品やリードタイムの問題解消

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ディライトフルのECサイト

アパレルECにおいて、イージーオーダーの需要に対応する動きが活発化している。ユニクロは1月、セミオーダーによるジャケットの販売を開始した。カスタムオーダーのメンズファッションを販売するライフスタイルデザインは、スーツやワイシャツといったビジネスユースのアパレルのほか、ジーンズのイージーオーダーに対応している。アパレルのOEMを手掛けるニット工房は昨春、ニットやカットソーのイージーオーダーをECサイトで販売。商品は3Dによる立体画像で確認でき、「父の日」に向けたプレゼントとして受注が増えている。イージーオーダー商品は、顧客にとってサイズがフィットすることから需要が高まっているが、販売側にとっても返品やリードタイムといった問題を解消できる販売手法となりそうだ。

店舗による採寸対応
 ユニクロは1月12日、ECサイトと店舗を利用したセミオーダージャケットの販売を開始した。採寸は店舗で行い、ECサイトでサイズとパターンを選択する仕組み。
 既製品によるジャケットは取り扱っていたが、「体型が合わないためフィットしたジャケットが欲しい」という意見が顧客から寄せられていた。
 セミオーダージャケット「ストレッチウールジャケット」は、「レギュラーフィット」と「スリムフィット」の2種類からシルエットを選択する。
 店舗内の専用コーナーで各シルエットそれぞれ9サイズ(XXS~3XL)のサンプルを試着。店舗のスタッフが身幅・着丈・袖丈を採寸し、記載した名刺大のカードを顧客に手渡す。
 その際にジャケットに合うパンツを薦めることもあるという。ECサイトでは店舗で採寸したサイズを入力して購入する。
 注文した商品は最短7日間で顧客に届ける。「ジャケットの型をあらかじめ用意。お客さまのサイズに合う丈を調節するため早く届けることができる」(広報)と言う。
 店舗による採寸は現在10店舗で実施している。現状は東京と関西の店舗を中心に対応しているが、今春までに国内118店舗で採寸できる環境を提供するとしている。
 カスタムオーダーのメンズファッションを手掛けるライフスタイルデザインは、カジュアルワイシャツやジーンズを販売している。同社の森雄一郎社長は身長が高く、手足の長さにフィットする既製品がなかったため、イージーオーダーの需要はあると判断。ECサイトによるアパレルのセミオーダーを開始した。
 採寸はサイト内の動画を参考に、自宅でかんたん自己採寸が行える仕組み。都内23区限定で専属のスタイリストが訪問する「出張採寸サービス」も用意している。このほか東京・渋谷の常設店では「ショップ採寸サービス」を提供。採寸に慣れていない顧客がスムーズにカスタムオーダーを利用できる環境を用意した。
 国内の工場と契約して商品の縫製を依頼。中間流通をなくし商品価格を抑えている。価格はスーツで2万9800~6万4800円などとなっている。
 製造期間はスーツで約4週間、ワイシャツは約4週間で完成させる。サイズ違いによる修正は5000円まで同社が負担。不良品の場合、商品到着後30日以内の連絡で対応する。今後はメンズ向けのファッション商品を中心に取扱商品を拡充したいという。

(続きは日本ネット経済新聞 1月28日号で)

ニット工房のECサイト

ユニクロのECサイト

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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