楽天/店舗負担なく常時ポイント7倍/アプリ、カード利用者に新プログラム

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ユーザー向け新施策を発表する河野奈保執行役員

楽天は1月18日、「楽天市場」のアプリで購入した場合や楽天カードで決済した場合などの条件を満たすと、「楽天市場」の全店舗で楽天スーパーポイントが常に最大7倍になるユーザー向けの新施策を開始した。これまでのセール企画のように、IDとパスワードを入れてエントリーする必要がない。短期的なキャンペーンではなく、ユーザーの育成を軸とした長期的な新プログラムとなる。出店者側のポイント原資負担の増加はない。
 新プログラムでは、ポイントの付与率を(1)楽天市場のアプリで購入したらプラス1倍(2)楽天カードで決済したらプラス3倍(3)楽天プレミアムカードを利用するとさらにプラス1倍(4)楽天モバイルを契約している人はプラス1倍─というようにする。全ての条件を満たすユーザーは常時7倍のポイント付与率となる。
 楽天は現在、「楽天市場」を中心に70以上のサービスを展開しており、累計会員数は1億人を超えた。15年9月時点のデータで、楽天グループのサービスを複数利用しているユーザーが6割に達しており、楽天市場とほかのサービスが連携した形で新たなユーザー施策を打ち出すことにした。
 楽天市場のアプリ経由の流通総額は15年7―9月期(第3四半期)に前年同期比82・2%増となった。さらに、スマートフォン(スマホ)のブラウザーから購入するユーザーに比べ、アプリ経由のユーザーはLTVが高い傾向にあるという。
 月に1回アプリから購入すれば、ほかのどのデバイスから購入してもプラス1倍となる。
 楽天カードは15年11月に会員数が1200万人に達し、12月単月の取扱高は4000億円を達成した。楽天市場の流通総額に占める楽天カード経由の流通額は4割を超えており、楽天カード保有者による楽天市場での購買額も、加入後1年後に約2倍になる傾向にあるという。
 14年10月にサービスを開始した楽天モバイルも契約者数を伸ばしている。楽天カードと楽天モバイルの契約者に対して、楽天市場で買い物をする上でのベネフィットを新たに提供していくという。
 新プログラムはアプリ、カード、モバイルの3サービスから開始したが、「今後さらにサービス対象を拡大していく」(河野奈保執行役員)と話した。
 このほか、ユーザー向けの新施策として、「安心・安全な買い物」を徹底するため、非会員でも商品の未着・遅延・欠陥や模倣品などの補償サービスを提供していく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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