【蓄電池】 蓄電池ビジネスの躍進 施工職人不足課題か/販売事業者は2桁増収が続出

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 「蓄電池」を販売する訪販事業者の躍進が目立つ。100万円以上する蓄電池を年間1000台以上販売したという事業者も決して珍しくなく、2桁以上の大幅な増収を記録する企業も増えている。19年11月に電力の固定価格買取制度(FIT)が満了を迎える住宅の戸数が約50万件以上ある。FITの満了切れの案件は、19年11月を皮切りに毎年増え続けていく。一方で売電する価格は毎年下落していっている。太陽光発電を設置した顧客も、毎年売電価格が下がっていることは認知しており、太陽光発電事業者は「売電から、自家消費型へとニーズがシフトしている」と異口同音に話す。今後も住宅用蓄電池販売のビジネスはますます活況となりそうだ。蓄電池の販売が伸びる一方で、設置工事の施工部隊の確保が大きな課題になってくると不安視する声もある。自社部隊で確保する企業もあれば、他社の工事部隊のM&Aを検討する会社などもあるという。

(続きは、「日本流通産業新聞」8月8日・15日合併号で)

■掲載企業
・〈インタビュー〉〈AI搭載蓄電池の卸売りを本格化〉ブルーコンシャス 高松豪社長/ドローン使った建物損害調査が好評

・メッドコミュニケーションズ/エキスパートが即時対応/充実した電話対応が蓄電池需要支える

・サンユウ/代理店50社以上稼働/卸含め月間160台販売

・〈インタビュー〉 〈東日本を中心に7営業拠点を展開〉日本エコライフ 佐藤政彦社長/誇りを持って働ける企業を目指す

・リベラルソリューション/コンプライアンス強化も/蓄電池は1200台が目標

・〈インタビュー〉 〈19年3月期は10%増収〉日天 高瀬和明社長/太陽光企業の営業譲渡で事業拡大へ

・日本エコシステム/卒FIT顧客は1万件/冊子の郵送で差別化

・〈インタビュー〉 〈2期連続で50%以上の増収達成〉新日本住設 三尾真一郎社長/1000億円企業に挑戦

・エイジー・ジャパン/営業本部設立で本格始動/支店長の育成に注力

・グリムス/VPPを視野に/蓄電池販売1600台を

・T―TOP/今期は1000台へ/売上高は前期比50%増に

・〈有識者に聞く「今後の蓄電池販売動向」〉/蓄電池シフトが加速業界全体の団結も必要に

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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