〈「アフリカマンゴノキ」〉機能性表示で撤回相次ぐ/事後チェック運用活発化が影響か

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 「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸」を機能性関与成分とする機能性表示食品について、届け出撤回が相次いでいる。届け出された25製品の内19製品の届け出が、5月21日以降に撤回されている。素材供給会社が撤回を促しているとみられる。背景には、事後チェック指針の運用の活発化があると指摘する声もある。
 届け出の撤回理由について、各社は、「商品のリニューアルに伴う申請内容の変更」「商品のリニューアルに伴う販売終了」などとしている。
 ただ、実際には、消費者庁からの指摘が、撤回のきっかけになったようだ。
 ある関係者は、「2年ほど前から、データの外挿性の問題がくすぶっていた。ここに来て、素材提供会社が、撤回を促したとみられる」と話す。
 外挿性とは、いわば「あてはめ可能性」。アフリカマンゴノキエキスの臨床データは、カメルーン人を対象にしたもので、日本人にそのまま「あてはめ」られるのかが、行政当局との間で以前から論点になっていたのだという。
 消費者庁は、短期間に、

(続きは、「日本流通産業新聞」7月16日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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