消費者庁/妊活サプリに措置命令/「妊娠力UP」は景表法違反

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 ECサイトで販売するサプリメントが、妊娠しやすい効果が得られるように表示していたとして、消費者庁は3月10日、健康食品通販のゼネラルリンク(本社東京都、廣瀬真一郎社長)に対し、景品表示法違反で措置命令を行った。「妊娠力UP」などと表示していたが、合理的な根拠は認められなかった。妊活サプリに対する措置命令は初めて。
 対象商品は「マカミア」。ECサイト上で「授かり率が190%高まることが示されました」などと記載していた。
 実際には自社が運営し決定していたにもかかわらず、第三者が運営しているかのように装っていたウェブサイト「妊活ガイド」では、「妊娠率190%UPも!? 今話題の妊活サプリ総合ランキング!」などと表示していた。
 消費者庁によると、ゼネラルリンクはすでに表示の改善を行っているという。景表法をはじめとする法令順守体制の不備と、社員教育の不十分が原因としており、「今後は改善を図っていく」(ゼネラルリンク)との報告を受けているという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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