丸井グループ/「駿河屋」と資本業務提携/リアルとネットで”こと消費”強化

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新宿マルイアネックスに出店している「駿河屋」

 丸井グループは12月3日、中古ホビー店「駿河屋」を運営するエーツー(本社静岡県、杉山鋼重社長)と資本業務提携契約を締結したと発表した。出資比率は非公開だが、エーツーの経営に影響を及ぼす水準ではなく、役員の派遣もしない。ゲームや書籍、DVD、CDなどホビー商品に強みがあるエーツーと組むことで、”こと消費”をさらに強化する。
 資本業務提携により、丸井グループの商業施設への「駿河屋」の出店を強化する。20年1月には提携カード「駿河屋エポスカード」を発行。20年春には丸井グループのECサイト「マルイウェブチャネル」に「駿河屋」が出店し、中古ホビー商品の販売を開始する。「マルイウェブチャネル」で中古品を取り扱うのは初めてという。
 丸井グループは物販中心の店舗モデルから、飲食やサービス、シェアリング、D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)、コンテンツなど体験を提供する店舗モデルへの転換を図っている。その一環としてアニメや漫画、ゲーム関連商品の期間限定ショップやECサイトを展開するプロジェクト「マルイアニメ」を展開していた。
 丸井グループは以前から「駿河屋」の誘致を進めていた。18年4月には新宿マルイアネックスに、今年11月にはマルイシティ横浜に「駿河屋」が出店している。さらに提携関係を深めようと資本業務提携の締結に至った。
 エーツーは売上高の95%が通販経由となっている。「通販とリアル店舗の融合を図り、デジタルネーティブ世代にアプローチしたい。当社と丸井グループさまの考えが完全一致した」(経営企画部)と話す。丸井グループと組むことでリアル店舗展開を強化したい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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