新潮社/カタログ紙面でコラボ/2月、通販誌を同梱

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文藝春秋・メディア事業局メディア事業三部 鈴木博樹部長

文藝春秋・メディア事業局メディア事業三部 鈴木博樹部長

 新潮社は20年2月、文藝春秋とカタログ紙面で共同展開する計画だ。新潮社の「優越感具現化カタログ」と、文藝春秋の通販媒体「今月の豪華主義」のコラボ紙面を、文藝春秋の月刊誌「文藝春秋」定期購読20年2月10日号に同封する。2月20日に発刊する「優越感具現化カタログ」春号にもコラボ誌面を同梱する。
 中心顧客はともに60~80代のシルバー層。両社はカタログ通販における主力商材が異なることから、それぞれの売り上げ拡大につながると判断した。
 「週刊新潮」と連動した「優越感具現化カタログ」は年4回、1回当たり約4万5000部を発行している。
 文藝春秋との共同展開はまず、「文藝春秋」2月10号の定期購読にコラボ誌面を同封。その後、「優越感具現化カタログ」20年2月号(2月20日発刊)に「今月の豪華主義」を同梱して、読者の反応や売り上げの手応えを検証する。
 「今月の豪華主義」は、「文藝春秋」と連動した高級グルメの通販媒体。定期購読者約3万人に同梱している。同媒体では全ての商品を実際に食べて商品を紹介しており、「読み物としても面白い」(メディア事業局)誌面作りを心掛けている。
 新潮社の「優越感具現化カタログ」は主に、食品よりも高級アパレルや雑貨を取り扱っている。「顧客のターゲット層は似ているが、主力商材に違いがあるので市場の奪い合いにはならない」(文藝春秋・メディア事業局メディア事業三部 鈴木博樹部長)と見ている。両社の新規顧客獲得にもつなげる考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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