アクアクララ/月間契約件数は1000台/水とコーヒーの一体型サーバー

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水とコーヒーマシンの一体型サーバー

水とコーヒーマシンの一体型サーバー

 ツーウェイで水宅配事業を手掛けるアクアクララ(本社東京都、赤津裕次郎社長)が18年12月から展開している、水とコーヒーマシンの一体型サーバーの月間契約台数が、19年1月ごろから月に約1000台で推移していることが分かった。累計契約台数は約1万台だという。一体型サーバーは昨年、アクアクララとネスレ日本(本社兵庫県)が共同で展開していくことを発表していた。
 一体型サーバーは、「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」「ネスカフェ ドルチェグスト」という2種類の、ネスレのコーヒーマシンと、アクアクララのウォーターサーバー「AQUA WITH(アクアウィズ)」の機能を一体化した。マシン一台で、温水、冷水、コーヒー、紅茶、抹茶などを作ることができる。コーヒー・紅茶には、アクアクララのウォーターボトルの水を使用する。
 一体型サーバーの消費者への提案は現在、アクアクララの直営店や加盟店が中心となって行っている。加盟店は、新規顧客向けイベントなどで一体型サーバーを提案している。アクアクララの水宅配の既存顧客に案内することもあるという。一体型サーバーを前面に打ち出してウェブ上での集客を行うこともある。ウェブからの新規契約も一定数得られているという。
 アクアクララでは、「ウォーターサーバーだけでは契約に至らない顧客に対して、新しい提案ができる商品だ。潜在顧客の顕在化ができている」(津田俊也経営戦略室室長)と言う。同社の加盟店に対しては、引き続き新規顧客の獲得に一体型サーバーを役立てるよう促しているという。
 アクアクララとネスレ日本では、一体型サーバーの累計提供台数を、20年3月末までに5万台にすることを目標にしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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