アマゾンジャパン/百貨店、ドラッグと提携/プライムナウで対象店舗から配送

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永妻玲子Prime Now事業部長(右)とココカラファイン・郡司昇マネージャー

永妻玲子Prime Now事業部長(右)とココカラファイン・郡司昇マネージャー

 アマゾンジャパンは4月18日、1時間以内の配送や2時間単位で時間指定ができる「プライムナウ」に、日本橋三越、マツモトキヨシ、ココカラファインが取り扱う商品を追加した。注文が入ると対象店舗が商品を梱包し、アマゾンが商品をピックアップしてプライムナウの配送網で顧客に届ける仕組み。3社の合計商品数は約1万1000点で、プライムナウの取扱商品は最大7万点を超えた。
 提携した店舗は日本橋三越本店、マツモトキヨシ南砂店、ココカラファイン中延店で、東京、神奈川、千葉の一部地域が対象エリアとなる。1時間以内の配送と2時間便で対象エリアが異なる。配送可能な時間帯は店舗の営業時間に準じている。
 最低注文金額は2500円で、2時間便の配送料が540円。マツモトキヨシとココカラファインは5000円以上、日本橋三越は9000円以上の注文で送料無料となる。一部エリアではマツモトキヨシとココカラファインの1時間以内配送も対応しており、送料は別途890円かかる。
 「プライムナウ」は日用品や食品を中心として開始したが、オーガニックコスメや、ゲーム、書籍などにも取扱商品を拡大してきた。
 3社との提携により、ユーザーから要望の高かった健康食品、スキンケア商品、総菜、弁当、生鮮食品などを拡充した。
 同日に開催した発表会で、ココカラファインは「中期経営計画でオムニチャネルを掲げている。プライムナウで販売することで、顧客の利便性を高める取り組みの検証もできる」(販促部マーケティングチーム・郡司昇マネージャー)と話した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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