【ワシントン条約規制開始】 健康食品・化粧品原料への影響も懸念 (2023年11月30日号)

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 ワシントン条約に基づく、ヨシキリザメを始めとするメジロザメ科54種への規制が、11月25日に開始された。日本政府は「ヨシキリザメ」についての規制を受け入れない、「留保」の態度を示している。一方で、中国など多数の国では「留保」を行わないもようだ。「留保」を行わない締約国との国際取引が大幅に制限されることになる。ヨシキリザメは、フカヒレだけでなく、健康食品素材「コンドロイチン」、化粧品素材「スクワレン」など、さまざまな製品の原料としても採用されている。コンドロイチンを扱う事業者からは「すでに中国からのヨシキリザメ由来コンドロイチンの輸入が実質的に困難になっているようだ」との声も聞かれる。事業者への中長期的な影響が懸念される。

(続きは、「日本流通産業新聞 11月30日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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