白寿生科学研究所/伊藤超短波と業務提携/製品を相互の販路で展開する計画も(2023年5月25日号)

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 電位治療器の体験販売を手掛ける白寿生科学研究所(本社東京都、原浩之社長)は5月17日、家庭用医療機器の製造・販売を手掛ける伊藤超短波(本社埼玉県、倉橋司社長)と業務提携契約を締結した。白寿生科学研究所によると、今後、両社が開発した製品について、相互の販路で展開する計画もあるとしている。
 提携により、両社が長年培っていた物理療法機器メーカーとしてのリソースを有効に活用して、それぞれの製品を販売するほか、販売チャネルの開拓を推進するとしている。
 白寿生科学研究所の原浩之社長によると、まずは、伊藤超短波が開発した美容関連の機器について、白寿が運営する電位治療器の体験会場「ハクジュプラザ」で販売することを検討しているという。「白寿の主力商品は電位治療器の『ヘルストロン』で、価格は100万円を超えるものもある。健康食品のカルシウムドリンク『カルロン』なども売れ筋となっている。価格帯として、その中間となる、数万円台の、伊藤超短波の美容関連製品をハクジュプラザで取り扱うことを検討している」と話す。
 白寿生科学研究所が扱う製品のほとんどが医療機器か健康食品であるため、医療機器ではない健康機器を、伊藤超短波から仕入れて販売することも考えているという。
 白寿は2025年で創業100周年を迎える。一方、伊藤超短波は2023年で創業117年目となる。100年近い歴史を持つ健康機器メーカー同士が、製品開発や販売の面で協力することにより、健康機器の対面販売市場に新風を吹かせたいとしている。

握手する原浩之社長(写真左)と倉橋司社長

握手する原浩之社長(写真左)と倉橋司社長

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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