自由民主党/インボイス延期の要望続出/中小企業政策調査会で議論(2022年11月17日号)

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 自由民主党内で、インボイス制度の延期を求める声が上がり始めている。山田太郎参議院議員のツイッターによると、11月11日に自民党内で開催された、中小企業政策調査会のインボイス対策小委員会で、山田議員の発言をきっかけに、制度の導入反対の意見や、延期の要望が続出したという。
 山田議員は11月11日、ツイッターに、「本日、自民党中小企業政策調査会インボイス対策小委でインボイス議論。私の発言をきっかけに導入反対や延期の意見続出。現経済状況や準備状況、制度設計も雑で実施不可能。岸田政権のフリーランス支援の政策とも矛盾。まずは2年延期を取りまとめたい。本丸の年末の税調での議論に向けて大きな流れに!」と投稿した。
 自民党では例年、税に関する法案は自民党の税制調査会(宮沢洋一会長)で審議し、税制改正大綱を取りまとめる。政府は税制改正大綱をもとに、1月に税制改正法案を国会に提出する流れになっている。
 インボイス制度の延期が取りまとめられるとすれば異例。自民党の税制改正大綱に盛り込まれるかが焦点になりそうだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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