〈日本健康食品認証制度協議会〉 GMP認証巡りトラブル/新マーク・値上げ・監査拒否に認証2団体困惑(2022年6月23日号)

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認証制度協議会が発表したGMPの新ロゴマーク

 健康食品のGMPマークを巡って、GMPの認証を行う2団体と、認証団体を指定する第三者機関である(一社)日本健康食品制度協議会(以下認証制度協議会、事務局東京都、信川益明理事長)との間で、トラブルが生じている。認証制度協議会は6月6日に、GMPを認証する新たなロゴマーク「JCAHF認証マーク」=写真=を発表。7月以降、健康食品メーカーなどに、統一マークとして、新たなロゴマークの使用を求める旨を示した。これに先立って、各種認証費用の値上げなども強行。寝耳に水だった、GMP認証2団体は、監査費用などの支払いを一時留保。これに対して認証制度協議会が、監査を中止する異常事態となっている。

■7月1日より新ロゴマーク統一を通告

 現状、健康食品のGMP認証を行っているのは、(公財)日本健康栄養食品協会(日健栄協、事務局東京都)と(一社)日本健康食品規格協会(JIHFS、事務局東京都)の2団体。認証制度協議会は、二つの認証機関を指定する団体であり、いわば「認証団体の認証団体」としての性格を持つ。
 認証制度協議会は6月6日に出したリリースで、「これまで以上に消費者の信頼性を確保するため『指定基準』等を改定」したことを明らかにし、「7月1日より新たなロゴマークを用いたJCAHF認証マーク(GMP認証)に変更」すると発表した。
 リリースでは、「以後、指定認証機関又は健康食品事業者は『公正、公平』な新たなJCAHF認証マーク(GMP工場・GMP製品・安全性自主点検認証)を使用します」と言及。「JCAHF認証マークは当協議会が定めるマーク(ロゴマーク、JCAHF記載)に統一され、認証機関毎の独自GMP認証マーク(ロゴマークが認証機関で違う、認証機関名記載)、安全性自主点検認証マーク(認証機関名記載)が変更され、第三者認証の公正性と公平性(指定認証機関はJCAHFが定めるJCAHF認証マーク使用)がより高まります」と、なかば一方的に通告した。


■「世界レベルへの一里塚」と主張

 認証制度協議会の信川理事長は、「今回の新しい統一したJCAHF認証マークと、その認証の仕組みは、日本の健康食品の品質レベルと信頼性を高め、世界から見てもそん色のないレベルに持っていくための一里塚になる」とコメントした。
 新ロゴマークの発表や基準の改定は、GMPの認証団体である2団体には知らされていなかったという。
 指定団体への事前の相談なしに、新認証マークを創設したことについて、信川理事長は、「これまでも、二つの指定認証機関と厚生労働省で、マークの統一について幾度も協議してきたが、反対が強く実現に至らなかった。指定認証機関からは、認証のための監査に必要な資料の提出拒否や、監査料の支払いが留保されることがあったことなどから強行的な措置をとった」としている。


■食い違う主張、監査料の急な値上げも

 一方、日健栄協とJIHFSでは、

(続きは、「日本流通産業新聞」6月23日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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