消費者庁/健食通販に措置命令/味噌汁の痩身効果に根拠なし (2022年4月7日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
ウェンドレスが表示していたサイト画面)

ウェンドレスが表示していたサイト画面)

 消費者庁は4月5日、健康食品通販のW―ENDLESS(ウェンドレス、本社大阪府、菅原隆太郎社長)に、景表法違反の優良誤認で措置命令を行った。「Dr.(ディーアールドット)味噌汁」と称する食品が、あたかも容易に痩身効果があるように表記していた。
 ウェブサイトで、筋肉質な人物の画像とともに、「我慢しないボディメイク法」「無理な食事制限ナシ」「辛い運動ナシ」などと表記。消費者庁に表示の根拠となる資料を提出したが、合理的な根拠とは認められなかった。
 ウェンドレスは消費者庁からの指摘を受け、21年9月に同商品の新規販売を停止している。措置命令を受け、4月6日に「広告表示の社内審査体制の強化ならびにより一層徹底したチェックの実施、法令遵守に関する社内研修を実施するなど、コンプライアンスの一層の強化と再発防止に努める」とするコメントを発表した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ