【中国越境2大モール本格参入術】最終回 2大モール両方に出店するケースも増加

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 今回は中国2大越境モール「天猫国際」と「JD Worldwide」に出店している企業の次の一手や、中国越境EC市場の変化について紹介したいと思います。
 中国越境ECに取り組む日本企業の多くは、アリババグループの「天猫国際」に先行して出店しています。天猫国際で1~2年程度運営している企業は、2番手ながら成長に期待が持てる京東商城の「JD Worldwide」への出店を考えています。
 アリババと信頼関係を築いている日本企業は、「天猫国際」のライバルである「JD Worldwide」への出店を表立ってはできない面もあります。
 ただ、中国EC市場でさらに売り上げ拡大を目指す企業は当然、2大モールの両方に出店したいと考えます。実際、今秋にベビー関連商材ですでに「天猫国際」に出店している企業が、「JD Worldwide」にも出店を決めたという情報も聞こえてきました。
 モール内での競争も激化する中で、早めに新しいチャネルを活用する動きは日本のECでも同様だと思います。来年の秋冬には2大モール両方を活用している日本企業は、さらに増えているかと思います。
 2大モールに出店することで売り上げは増えるが、運営業務の負担も増えてしまうことが想定されます。実際、2大モールは物流業者や決済方法が異なっており、2店舗を同時に展開しにくい面もあります。
 中国では日本よりモール運営者が競合モールに出店することを嫌がる傾向があるため、モール運営者との関係を重視して出店に踏み切らない企業もあります。


(続きは、「日本ネット経済新聞」9月1日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ