【ティンパンアレイ 商品グループゼネラルマネージャー ECグループゼネラルマネージャー 桜庭邦洋氏 デジタルマーケティングチーム マネージャー 泉波奈氏】 <スタッフ投稿で転換率1・5倍超> 「RAGTAG」のEC+取寄の売上は50%超に(2024年5月16日号)

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 デザイナーズブランドのユーズド・セレクトショップ「RAGTAG(ラグタグ)」を展開するティンパンアレイ(本社東京都、平野大輔代表)は、ECサイトのコンテンツを拡充している。ブログから始まり、スタッフによる着こなし画像やブランド解説動画などリッチコンテンツを配信。拡充したコンテンツを閲覧したユーザーは、非閲覧ユーザーと比べて、滞在時間が3~4倍、転換率は1・5~2倍と高い。ECサイトが盛り上がることで、店頭取り寄せサービスの利用も活発化している。EC化率は30~40%だが、取り寄せサービスを活用して実店舗で購入した売り上げも合わせると、その比率は過半数を超える。ECサイトのコンテンツ戦略やOMO施策について、商品グループゼネラルマネージャー ECグループゼネラルマネージャー 桜庭邦洋氏、デジタルマーケティングチーム マネージャー 泉波奈氏に聞いた。

 ─ECサイトではどのようなコンテンツから強化したのか。
 泉 20年10月に、インスタグラム(インスタ)の投稿画像をECサイトに転載できる「visumo social」を導入した。その後、ECサイトのコンテンツをさらに強化するため、動画を投稿できる「visumo video」と、店舗スタッフが着用画像を投稿できる「visumo snap」、商品の写真やコメントを投稿できる「visumo comment」を導入した。さらに、23年12月からは、「visumo video」の機能を活用して、商品詳細ページで動画を自動再生している。
 ─最初に導入した「visumo social」はどのように活用したのか。
 桜庭 「visumo social」を活用し、インスタの当社の公式アカウントの投稿をECサイトに掲載している。当時、インスタの公式アカウントの認知がそこまで高くなかったこともあり、サイトに来ていただいているお客さまにも、もっと知っていただきたいという思いがあった。
 泉 インスタでは、お薦めの商品を紹介したり、キャンペーンやセールを告知したりしていた。ウェブマガジンの内容をインスタ用に再編集して載せたりもした。スタッフの着用画像の投稿が始まってからは、そのスナップを集めて「おすすめの着こなし」として紹介したりもしている。


ブランド伝える動画配信

 ─「visumo video」を導入し、どのような動画を配信していったのか。
 桜庭 動画は「ブランドをもっと好きになってもらいたい」という思いで活用し始めた。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月16日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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