CBDのグミやリキッドなどをECで販売するCannaTech(キャナテック、本社神奈川県、須藤晃通社長)は、京都大学発のバイオベンチャーと提携している。同社の製品には、バイオベンチャーと共同で開発した、吸収率の高い独自素材を採用している。23年12月には、吸収率の高いクルクミン素材を使ったサプリ「CURCU Rouge(クルクルージュ、緋色のウコン)」を発売。テレビ番組がきっかけで話題となり、楽天市場を中心としたECモールでヒットしている。今後、CBD製品についても、吸収率が高い独自素材を使った製品を上市していく予定だという。須藤晃通社長に、高吸収型サプリの展開について、詳しく聞いた。
■楽天市場ではCBDシェアトップ
─CannaTechの事業について、教えてください。
CannaTechは、CBDをメインとする健康食品を販売する会社として、19年に立ち上げました。
CBDの、グミやオイル、VAPE(電子タバコ)タイプのリキッドなどを販売しています。販売は、楽天市場やアマゾンなどのECモール中心で行っています。
CBD製品は、コロナ禍に突入してから、一気にニーズが高まりました。当社はコロナになる前から、ECでの販売を開始していたので、CBDブームの波に乗ることができました。
ブームの勢いもあり、現在では、楽天市場で、CBD製品の販売では、トップクラスのシェアを獲得しています。
当社はサプリメントやグミ、その他CBD製品などの受託製造も行っています。当社のCBD製品には、特許技術で有害成分「THC」を除去した独自のCBD原料を使っています。多くの企業から、CBDに限らず、グミのOEMについて、引き合いがあります。
食品安全の国際基準である「FSSC22000」の認証を取得した自社工場も保有しています。この認証を取得している国内のCBDの工場は、私が調べた限りでは他にないと考えています。
■テレビで取り上げられヒット
─クルクミンのサプリがヒットしているということですが。
12月に発売したクルクミンサプリ「高吸収型クルクミン製材 curcuRouge(クルクルージュ)」が、発売から2カ月弱で、1万個以上売れました。
23年12月19日に、日本テレビで放送された番組「カズレーザーと学ぶ。」で、クルクミン素材が取り上げられました。
(続きは、「日本ネット経済新聞」2月15日号で)
<プロフィール>
須藤晃通(すどう・てるゆき)氏
大学卒業後、コメダ珈琲のフランチャイズを行う会社に入社。10店舗以上の新店舗立ち上げを経験。2010年に糖質制限と自然食品をコンセプトにしたブランドを運営するバブルスター株式会社を設立。アマゾンを始めとしたECモールで販売を拡大。2019年にCannaTechを設立し、社長に就任した。
【CannaTech 須藤晃通社長】 <自社工場生産のCBDを販売> 高吸収型の独自素材でCBDの認知拡大(2024年2月15日号)
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