【ミシュワン 岩井直樹社長】 <23年12月期は倍以上の成長に>小型犬用フードが大ヒット(2023年11月30日号)

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 19年設立でドッグフードのECを展開するミシュワン(本社東京都)では、22年9月に発売した「ミシュワン小型犬用ドッグフード」の販売が好調だ。同商品のヒットもあり、23年12月期の売上高は、前期比2倍以上になりそうだという。主な販路は自社ECサイトを中心としたネット販売だが、オフラインのイベントも積極的に開催している。商品の品質をみてもらうだけが目的ではない。「会社の見える化」を行うことにより、顧客の信頼獲得につなげる狙いもあるという。23年9月には新たに、犬と猫用のケア商品も発売した。岩井社長は、「大ヒットする商品ではなくてもいい、既存の顧客の悩み解決につながればと考えている」と話す。顧客との密接なコミュニケーションを、新たなビジネスアイデアにつなげているようだ。

■食べやすさを意識

 ─ECの取り組みについて教えてください。
 当社は19年の設立と同時に、ECでドッグフードの販売を開始しました。現在は、自社ECサイトの他、アマゾン、楽天市場、ヤフーなどで商品の販売を行っており、自社ECが売り上げの半分以上を占めています。
 22年9月に、小型犬に特化したプレミアムドッグフード「ミシュワン小型犬用ドッグフード」を発売しました。
 この商品については、小型犬でも食べやすいよう、粒のサイズ感を調整しています。約9ミリメートル×6ミリメートルの楕円形にしました。楕円形にしたことにより、口に入りやすくなりました。厚さを約2・5ミリメートルと薄くし、砕けやすくしています。
 口の小さい小型犬や、かむ力が弱くなってしまったシニア犬でも食べやすくなっています。
 この商品は、小型犬の健康面にも着目して開発しています。小型犬に多い、「関節疾患」をケアできるよう、「緑イ貝」を配合しています。
 緑イ貝は、グルコサミノグリカンや、オメガ3脂肪酸を豊富に含み、関節機能の維持をサポートしてくれます。
 現在、

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月30日号で)

「ミシュワン小型犬用ドッグフード」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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