【カノエ 共同代表 原佑理子氏 間部秀規氏】 <早朝宅配「モーニング・エキスプレス」を展開> 早朝宅配サービスで新しい市場を開拓へ(2023年9月21日号)

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 日本初の生鮮食品の早朝宅配サービス「モーニング・エキスプレス」を運営するカノエ(本社東京都)はサービス開始からまもなく3年目を迎える。20年5月に焼きたてパンを早朝に届ける「パンタク」というサービスを東京都目黒区限定で開始。その後、21年10月からパンタクをリニューアルし「モーニング・エキスプレス」を本格稼働した。共同代表の原佑理子氏と間部秀規氏に、早朝宅配サービスを始めた背景や事業展開について聞いた。

 ─サービスを始めた背景について教えてください。
 原 生鮮食品を22時までの注文で翌朝7時まで(4時から7時の間)に玄関先に届ける、早朝の時間帯を活用した日本で初めての物流サービスです。完全置き配型の早朝ルート宅配方式を採用することで、宅配にかかる費用を抑え、忙しい現代社会に合った便利な受け取りを可能にしました。
 当社が朝時間に配送する仕組みを採用した背景には、働く女性が増えたり、介護などで商品を昼間の時間帯に受け取れなかったりする人が多くなっていることがあります。こうした状況がスタンダードになっていくなかで、朝の時間帯であれば必ず受け取りができると考えました。受け取れることが実現すれば、不在による再配達コストも削減され、物流に対する課題も解決できます。また朝時間帯で配送できる件数も昼間よりも多く確保できることから、送料の面でもお客さまに還元できると考えました。
 間部 20年5月にパン屋さんの焼きたてパンを早朝に届ける「パンタク」というサービスを東京都目黒区限定で開始しました。その後、21年10月よりパンタクをリニューアルした形で「モーニング・エキスプレス」を本格稼働しています。
 ─お二方ともそれまでのキャリアは金融関係に身を置いていました。

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月21日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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