【ZINUSJAPAN(ジヌスジャパン) チョウ・チンヨン代表取締役社長】 サイト刷新でブランドと販促を強化(2022年11月3日号)

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 ─リニューアルの背景について。
 当社はこれまで、アマゾンへの出店を軸に成長し、楽天市場やヤフーショッピングなどモール出店における販売チャネルの拡大で売り上げを獲得してきました。当社が当初進めてきた戦略は卸販売の戦略でしたが、コロナを契機に方針を転換し、昨年の春ごろからD2Cのビジネスモデルへ変えていきました。
 リニューアルしたコーポレートサイトは、もともと卸向けのカタログサイトとして機能しておりました。そこで直販ができるようにEC機能をつけて、D2Cとして展開していく形としました。また、リニューアルを機に、商品情報やUI、UXなども含めたコンテンツを強化します。自社ECだけでなく、ECモール側にも良い影響が出るとみています。
 ─リニューアルの狙いは。
 一つは前述したコンテンツの拡充です。モール出店の良さを感じつつも、当社が作りたいブランド設計は、商品説明やブランド力の訴求も含めて自社ECの強化が必要でした。サイトの顧客動線を見つつ、何を求めているか分析します。これらの情報をもとに、商品を丁寧に説明していきたいという考えがあります。
 二つ目は、サービスの拡大です。商品を購入してから120日間は無料返品ができる設計にしていく予定です。モールだと現状、こうしたサービス展開まで手が行き届いていません。22年時点でオフラインでの販売を行っていないため、ECでの買い物体験でお客さまに不安なく購入いただけるよう、マットレスの販売をさらに強化していく方針です。
 三つ目は、顧客層の新たな開拓です。

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月3日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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