【愛しとーと 岩本凌取締役社長】 〈今期100億円を目標に〉SNSで”思い”を伝える(2022年9月22日号)

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 愛しとーと(本社福岡県、岩本初恵CEO)は近年、eスポーツやSNSの分野に注力している。eスポーツの分野では、他社を巻き込んだイベントを開催。SNSは広告媒体として活用するのではなく、顧客や視聴者のためになることを配信するようにしているという。「誰かの役に立ちたい」という行動が、結果として売り上げや、優秀な人材の採用に結び付いているようだ。同社の売上高は、22年8月期で85億円を見込んでおり、23年8月期は大台の100億円を目標に掲げている。現在の取り組みや、今後の展開について、22年4月に就任した岩本凌社長に話を聞いた。

 ─好調の要因について教えてください。
 国内の売り上げは安定して伸びています。累計4億本を突破したコラーゲンゼリー「うるおい宣言」や、24年のロングセラー商品である着圧ストッキングなど、売り上げが安定している商品が多いことが当社の強みだと思います。
 今後という点では、海外の伸び率に期待しています。今期は販売できる国も増える見込みです。NMNなどの高額商品は、国内よりも国外の反響が大きいです。アジア圏を中心に、需要の高い国で販売できるようになれば、まだまだ伸びる余地があると考えています。
 当社で行っているeスポーツの活動は、海外での認知度拡大にもつながっています。特に中国は、日本とは比べものにならないくらいeスポーツ市場が大きいです。eスポーツの活動や、当社のチームの活躍は今後、世界的な認知拡大にもつながってくると思っています。
 ─eスポーツの分野での活動について教えてください。
 プロeスポーツチーム「FOR7(フォーセブン)」は当社所属のチームです。22年7月には、米国で開催された世界大会にも出場しました。練習場、住宅、オフィスなどを兼ね備えたゲーミングハウスも所有し、プレーヤーの支援を行っています。


■8月には大規模イベントも

 8月には、福岡市と福岡eスポーツ協会と共同で、eスポーツフェスタを開催しました。速報値ではありますが、イベントのリアルの来場者数は延べ7000人、オンライン視聴者は6000人でした。人気配信者のネフライトのサイン会抽選が3時間待ちになるなど、大盛況となりました。
 同イベントでは、eスポーツのビジネスマッチングも行いました。

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月22日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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