【BASE 山村兼司上級執行役員COO、神宮司誠仁執行役員VPofProduc】 「PayID」の提供でリピーターを促進 (2021年11月11日号)

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 無料でECサイトを開設できるプラットフォーム「ベイス」を展開しているBASE(ベイス)は、購入者向けショッピングサービス「Pay ID(ペイ アイディー)」の提供を年内にも開始すると発表した。決済の利便性向上により、リピーター化の促進が期待できる。山村兼司上級執行役員COOと、神宮司誠仁執行役員VP of Productに、「Pay ID」の有用性と期待感について聞いた。

 ─「Pay ID」について教えてほしい。
 神宮寺 「Pay ID」は、当社をはじめとしたグループ会社が提供する既存サービスを統合・刷新して提供する新サービス。一度、「Pay ID」にクレジットカードや住所を登録するだけで、ショッピングの際に情報を都度入力する必要なく、ログインして決済を行うことができる。
 まずは、「ベイス」加盟店でのショッピングを対象に提供していく。決済機能は、100%グループ会社のPAY(本社東京都)が提供。モバイルアプリは、ショッピングアプリ「BASE」の既存機能を、引き続き「Pay ID」のアプリで提供する。(※「BASE」は、集客・販促を支援するために提供しているアプリ)
 山村 「ベイス」加盟店の商品を、今後さらに「Pay ID」で迅速に購入できるように、現在は新たな機能の開発にも取り組んでいる。パスワードレスな認証による決済の提供や、「ベイス」との機能連携を強化し、顧客ロイヤリティーを向上していきたい。いずれも22年中に提供を予定している。
 ─「Pay ID」提供開始の理由は。

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月11日号で)


【プロフィール】
山村兼司(やまむら・けんじ)氏=写真右
 立命館大学卒、食品メーカーの営業を経て、04年にリクルート入社。学び事業、共同購入サービス「ポンパレ」、CS推進、ECビジネス推進室、POSレジアプリなどに携わる。17年1月、BASEに入社。「BASE」事業の推進と組織体制の強化を図り、18年6月、COOに就任。1978年生まれ、京都府出身。

神宮司誠仁(じんぐうじ・まさひと)氏=写真左
 10代で「おつかい」をするウェブサービスの運営を開始。13年12月、BASEに入社。ショッピングアプリ「BASE」のPMとして販促機能の開発やコンテンツ企画に従事。「BASE」全体のPMを経て、18年6月に執行役員、19年7月からVP of Productとして、BASE加盟店の活動に寄り添う機能の企画を推進。1992年生まれ、東京都出身。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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