【アーネスト 営業部4課 外川芳伸課長、マクアケ 松岡宏治関西支社長】EC事業に「マクアケ」活用

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外川芳伸氏

外川芳伸氏

 企業が商品販売の場としてクラウドファンディング(CF)サイトを活用するケースが増えている。本生産前の先行販売やテストマーケティングなど、その狙いもさまざまだ。新潟県の燕三条エリアでアイデア調理器具・雑貨の企画・販売を手掛けるアーネスト(本社新潟県、鈴木一矢社長)は19年から、大手CFサイト「Makuake(マクアケ)」での商品展開を実施している。同社のCF事業を推進する外川芳伸氏と、伴走者として事業の成功を支援するマクアケ関西支社長の松岡宏治氏に、「Makuake」での実績やCFを活用したEC事業のポイントを聞いた。

 ─「Makuake」での商品展開を開始した経緯は。
 外川 調理器具の生産が盛んな燕三条エリアのメーカーとして、地場産業の活性化につながる新たな販売窓口を探していたことがきっかけでした。「Makuake」での販売を開始した当初は、世の中のニーズを全国のユーザー越しに知られるテストマーケティングツールとして期待していた点が多かったです。


検索できない商品が集まる

 ─販売チャネルとしての「Makuake」の特徴は。
 外川 ジャンルを問わず他では見られないようなアイデア商品が販売されている印象です。キッチンツールからアウトドア用品まで幅広く扱う当社のラインアップとも相性が良いと感じています。
 松岡 リアル店舗の売り場では人による説明が必要な「変化球」の商品も、「Makuake」のプロジェクトページでは画像や動画も交え、その魅力を伝えることができます。「ググって」も見つけられないような既存の枠組みを超えた新奇性のある商品があふれており、そういった商品を求めるユーザーが集まる市場が形成されています。
 ─これまでで印象的だった販売商品はありますか。

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月5日・12日合併号で)

【プロフィール】

外川芳伸(とがわ・よしのぶ)氏
 地場産業である業務用調理道具の業界を経て、2016年にアーネスト入社。現在EC担当として、国内外のクラウドファンディングを展開。20年は「Makuake」にて15件のプロジェクトを担当。

松岡宏治(まつおか・こうじ)氏
 2015年早稲田大学卒業。ITベンチャー企業を経て、16年にマクアケに入社。マクアケ関西支社2人目の社員として、立ち上げに参画し事業拡大に貢献。地方の中小メーカーのプロジェクトを中心に、過去1000件以上のプロジェクトを担当。

松岡宏治氏

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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