【AXXZIA 段卓代表取締役】 〈高価格帯の化粧品やサプリメントを製造・販売〉中国ECで急成長

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 AXXZIA(アクシージア)は、「目元のケア」や「抗糖化」に着目した、高価格帯の化粧品やサプリメントを製造・販売するメーカーだ。21年2月には、東証マザーズへの上場を果たした。同社の20年8月―21年4月期(第3四半期)決算は、売上高が前年同期比25.4%増の40億5700万円となった。売り上げの内、中国でのEC売上高が69.7%を占めている。中国EC市場での販売拡大に成功し、急成長を遂げている同社の代表取締役の段卓氏に話を聞いた。

■売上7割が中国EC

 ─中国EC市場で成功しているということですが。
 当社では、中国ECモールの、「天猫(Tモール)」や「タオバオ」「RED(レッド)」などに出店して、中国市場に商品を届けています。現在、売り上げの約7割が中国ECによるものです。20年8月―21年4月期の中国ECによる売上高は、28億2700万円となりました。残りの3割の売上高のうち18.6%は、中国のサロンの売り上げです。日本のECの売り上げは全社売り上げの2%に当たる8300万円でした。
 中国には、12年に進出しました。ECでの販売も好調で、天猫から招待を受け、19年に天猫に出店しました。
 当社の中国での化粧品の販売単価は1万~2万円、サプリメントは4万円ほどです。顧客の7割が19~34歳で、若い層が多いです。天猫の購入の内、約3割がリピーターで、「定期購入」に馴染みの薄い中国市場では、高い割合といえます。


■5分で約5000万円

 ─売り上げの7割を占める中国ECでは、消費者へのアプローチをどのように行っていますか。
 中国ECでは、世界有数の企業が多額の資金を投じて、プロモーションを行っています。大型商戦となると、各企業は半額など大幅な値引きを行います。こうした市場では、利益を確保することが難しくなります。当社では、利益を確保して、着実に成長していくための施策を講じています。

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月22日・29日合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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