【エクスプライス 稲積憲代表取締役社長】 〈6月から新代表に就任〉今期売上高は640億円見込む

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 家電EC大手のエクスプライス(旧社名МОA=モア、本社東京都)は6月1日付で、代表権のある社長に稲積憲氏が就任した。今期の売上高は2桁成長の640億円を見込むなど順調な業績推移が続く中、IT・経営分野に豊富な経験を持つ稲積氏をトップに迎え、さらなる成長を図っていく。4月には社名・ブランド名を変更するなど内外で活発な動きが続く同社。社長就任後間もない稲積氏に、代表就任の経緯や足元の事業状況、新規上場を見据えた来期以降の展望などを聞いた。

■「事業者」としてECで新たな挑戦

 ─これまでの経歴、今回の就任経緯を教えてください。
 メーカー、コンサルティング会社を経て、デジタルコンテンツのサービスやデジタル分野のアウトソーサーなどで10年以上にわたり「デジタル×経営」の分野に携わってきました。17年のトランスコスモス入社後は、コンサルティングや戦略立案・運用、広告・ウェブサイトやノンボイスを含むコンタクトセンター業務などのサービス提供でEC業界と関わってきました。
 また、「Shopify(ショッピファイ)」などのツール提供も行い、EC事業者の売り上げ向上、そしてDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた各種支援を手掛けてきました。
 今回の代表就任は、共通の知人を介し、当時の代表である山口龍平氏(現取締役)から打診を受けたのが直接のきっかけです。
 ─就任以前のエクスプライス(MOA)との接点・印象は。
 成長著しい企業として、以前からその社名や業態は知っていました。今回の件を受け会社のことをより深く知り、その事業規模や成長スピードに驚くとともに、改めて非常に面白い会社だと思いました。
 これまで多くの分野でECと接点を持ってきました。しかし、プレーヤーとして家電のEC事業に直接携わるのは今回が初めてです。今後多くの挑戦が控えるエクスプライスですが、私自身にとってもさまざまな面で新たな挑戦となります。


■新社名・ブランドで「究極の価値」創出へ

 ─4月には社名・ブランド名を刷新しました。

(続きは、「日本ネット経済新聞」6月10日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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