【「DIY FACTORY」大都 山田岳人代表取締役CEO】 〈SOY2020「ガーデン・DIYジャンル」ジャンル大賞受賞〉「価格・納期・品ぞろえ」徹底でジャンル大賞

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 DIY用品のECサイト「DIY FACTORY」を運営する大都(本社大阪府、山田岳人社長)は、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)2020」の「ガーデン・DIYジャンル」のジャンル大賞を受賞した。コロナ禍の在宅消費の拡大を背景に、DIY市場全体が伸長する中、大都は、「価格の最適化」「表示した納期の順守」「品ぞろえの拡充」を徹底することにより、追い風を味方につけたとしている。山田社長は、「ECに原点回帰したことで、3年ぶり7度目のSOY受賞に至った」と話している。山田社長に、2020年の取り組みの振り返りと、21年に開始する施策について聞いた。

■「露出」から「原点」へ

 ─「SOY2020」のジャンル大賞受賞の要因について教えてください。
 コロナ禍の在宅消費のおかげもあり、「楽天市場」のDIYジャンル全体の売り上げが伸びたのですが、そんな中当社では、ジャンル大賞を受賞することができました。売り上げやレビュー評価など、さまざまな部分が評価された結果だと考えています。
 18年・19年は受賞を逃しており、「SOY」の受賞は3年ぶりでした。受賞を逃した2年間は会社も業績的に、成長が鈍化していました。18年には、DIYやインテリア関連の情報を投稿できるスマホアプリをリリースしましたし、実店舗の運営に注力した時期でもありました。結果的に、社内のリソースが、EC以外のところに割かれてしまった側面がありました。楽天市場の店舗のレビュー評価も、以前に比べて下がっていたのです。
 20年は、「当社の成長の原点であるECに機軸を戻し、お客さまと改めて向き合おう」という戦略にかじを切りました。これまで「DIYを根付かせる」という目的で運営していた、実店舗やスマホアプリについては、一定の役割を果たしたと考え、閉店・撤退を決意しました。
 ECの原点に立ち返るという戦略を当社がスタートしたところで、コロナがやってきました。
 ─具体的には、どのようにECに注力したのですか。

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