【三本珈琲 食品安全・開発研究本部 部長兼製造部門統括本部長】 山口章氏/独自のSDGsを展開

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 57年創業で、コーヒーやコーヒー関連商品の、喫茶店やホテルへの卸を中心に事業を展開してきた三本珈琲(みつもとコーヒー、本社神奈川県、山本聡社長)は16年から、BtoCの分野にも注力を始めた。現在は「三本珈琲」の名を冠した実店舗を運営する傍ら、ECサイトで顧客の取り込みを図っている。近年はSDGsの取り組みも積極化させており、多様な活動を行っている。SDGs関連の取り組みや、今後の展開などについて、食品安全・開発研究本部部長兼製造部門統括本部長の山口章氏に話を聞いた。

 ─現在の事業について教えてください。
 卸を中心に事業を展開しています。当社は、喫茶店にコーヒーを卸す事業からスタートしたのですが、現在は喫茶店だけでなく、ホテルや航空会社への卸も多くなっています。卸先との競合を避けるため、実店舗は空港や駅構内に展開するようにしています。コーヒーのOEM事業も行っています。今までは、こうした裏方に徹する事業が多かったため、社名を目にしていただく機会が少なかったかもしれませんが、実はコーヒーの裏面のラベルに、当社の名前が書いてあったりしたのです。現在直営店舗は23店舗、グループも入れると約40店舗展開しています。


■「コーヒーを、どこまでも」

 ─BtoCに力を入れ始めたきっかけは。
 16年に社長が、現在の山本に変わりました。その際に、今後はBtoCにも力を入れていこうとなったのがきっかけです。「三本珈琲店」とつけた実店舗の展開も開始しました。ECサイト自体は10年前から運営していましたが、今後強化していく方針です。
 ─SDGsの取り組みを始めた理由は。

(続きは、「日本ネット経済新聞」12月3日号で)

鎌倉工場の太陽光パネル

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ