【ストリーム 右田哲也取締役営業本部長】 〈家電レンタルサイト開設〉EC事業に次ぐ第2の柱に

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 「ECカレント」などの家電ECサイトを運営するストリームは4月21日、家電レンタルの専用サイト「Rentoco(レントコ)」をオープンし、家電レンタル事業を開始した。消費行動が多様化する中、新事業を通じてユーザー層の開拓を狙う。「レントコ」のサービス開始を足掛かりに、家電レンタル事業を家電EC事業に続く第2の柱に育成していく考えだ。新事業のかじ取り役を担う右田哲也取締役営業本部長に、レンタル事業立ち上げの背景とサイト開設後の戦略を聞いた。

■「商品調達力」で差別化

 ─レンタル事業を開始した経緯を教えてください。
 近年、サブスクリプションなど純粋な販売ではない消費モデルが、業界を問わず取り沙汰されています。こうした背景もあり、既存事業以外でお客さまと接点を持てる新サービスとしてレンタル事業の構想がありました。事業として動き始めたのは、およそ1年前。市場のリサーチや物流面の調整、サイトのプレオープンを経て、4月21日に専用サイト「レントコ」をオープンしました。当面はこの「レントコ」をレンタル事業の主軸として運営していき、家電ECに続く当社の主力事業へと成長させていきます。「レントコ」は、レンタル利用に積極的な若年層を中心とした利用を想定しており、既存顧客だけでなく新規ユーザーの取り込みも狙います。
 ─ストリームが家電レンタルを行う上での強みは。
 長年の家電EC運営で培った商品調達力がサービスの強みだと考えています。人気商品や話題の新商品を発売日から安定して供給し、「購入前に試してみたい」「短期間だけでもいいから安価で使いたい」といった、販売では対応できないニーズに訴求します。
 もちろん、当社のEC運営ノウハウをレンタルサービスに生かせることも大きな強みです。取扱商品に関しては、自社運営のECサイトでの購買データを活用し、より今のニーズにマッチしたラインアップへと都度更新していく予定です。物流面やサポート面でも同様に、既存EC事業と遜色のないサービスを提供していきます。


■レンタル利用でEC割引も

 ─「レントコ」ではどのような家電を中心に取り扱いますか。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月21日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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