【ビタブリッドジャパン 大塚博史社長】データに基づく「ロジカル経営」で年商100億円に

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 化粧品やサプリのECを展開するビタブリッドジャパン(本社東京都)は、設立5年で年商が約70億円になるなど、急成長を遂げている。大塚社長は、「『ブランド』ではなく『商品』を主役にしたマーケティング」と、「データに基づくロジカルな経営」を心掛けていると話す。急成長の秘訣や今後の展開について、大塚博史社長に話を聞いた。

■急成長でも堅実な経営を

 ─御社は業績が好調に推移していますが、直近の売上高を教えてください。
 18年2月期が28億円、19年2月期が65億円でした。20年2月期は80億円を超えると予想しています。21年2月期には売上高が100億円を超えるという見通しを立てていますが、急成長を求めているわけではありません。あくまで、最大よりも最適であることを常に目指して進んでいます。急成長しても相応の体制が伴っていないと必ずお客さまに対して”ほころび”が出てしまうものです。しっかりした基盤を整えながら、地に足が着いた経営を続けていきたいと考えています。
 当社の成長の要因は、製品価値にあると考えています。当社のメイン製品である「ビタブリッドC」の技術は特許を取得しており、だからこそ選ばれる製品価値だと考えています。
 その他の面では(1)ダイレクトマーケティング(2)サブスクリプション(3)各種合理化・自動化─の三つを常に意識しています。(1)のダイレクトマーケティングにおいては不確実性を回避し、ロジカルに経営することを意識しています。(2)のサブスクリプションについては、複数の行動経済学を組み合わせて、仕組みを構築するようにしています。おそらく、「継続しばりのない定期コース”のみ”で新規獲得」を行ったのは、業界でも先駆け的だったと思います。
 (3)の合理化・自動化も非常に大事な理念だと捉えています。システムで置き換えられるものは最大限置き換えた上で、人間だからこそできるクリエーティビティーを重視するようにしています。ホスピタリティーやマネジメントに力を注げるように体制構築をアップデートし続けているのです。これらの成否は、経営に大きなインパクトを与えるので、基本戦略や、テスト検証の数は経営上重要視するようにしています。


■「製品価値」でつながる

 ─御社が掲げる「ロジカルな経営」とは、どんなことですか。

(続きは、「日本ネット経済新聞」1月9日号で)

メイン商品の「ビブリッドC」シリーズ

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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