【mighty 木下修一専務取締役】〈モールで多数の受賞実績〉顧客と接点増やし認知拡大

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 アパレルECサイト「オシャレウォーカー」の運営を手掛けるmighty(マイティ、本社大阪府、木下常一社長)は、モールが主催する各種アワードの受賞経験が豊富な有力店舗だ。19年1月には、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」総合4位およびレディースファッションジャンル大賞を受賞。3月には「ヤフーショッピング大賞」とレディースファッション部門第1位を獲得した。最近は自社ECサイトの運営も強化しており、今年からアプリの導入やインスタライブなどの取り組みを開始した。モール外でも顧客との接点を増やし、自社ECサイトへの誘引を狙う。木下修一専務取締役に、自社ECサイトおよびモール運営において強化している点や今後の展望を聞いた。

■自社サイトを強化

 ─各モールでさまざまな受賞経歴があるが、現在最も強化して運営しているのはどのサイトですか。
 出店しているすべてのモールに力を入れて運営していますが、現在は自社ECサイトの運営を強化しています。今年4月にはアプリ機能を導入しました。プッシュ通知によるお知らせが可能で、新商品や特集ページの案内をすぐにお客さまに届けることができるようになりました。
 インスタグラムを使った独自のライブコマースも今年から始めました。新作商品の紹介などを行っています。動画内では紹介した商品が公式サイトのどこで販売しているのかを示し、自社ECサイトにお客さまが訪れる導線を敷いています。

 ─モール運営で力を入れているのはどの部分になりますか。
 商品提案の仕方に工夫を凝らしています。例えば、最近は過去に販売していた商品の売れ行きが鈍化傾向にあります。当社は楽天市場が売り上げの中心で、新規顧客数が増加しています。過去に売っていた商品が顧客の目に触れる機会は少ないため、過去に販売していた商品の売り上げ伸び率は昔ほどの勢いではなくなってきました。
 こうした状況を鑑みて、商品訴求に向け商品画像の再撮影を行っています。再販売商品と今販売している商品を組み合わせたコーディネート画像を掲載しています。再販売商品だけをクローズアップせず、他の商品も合わせることによってクロスセルも狙っています。
 特集ページにもこだわっています。最近だと、秋に向けたコーディネートを提案する特集ページを公開しました。
 単純に商品画像のみを掲載するのではなく、「動きのあるページ」になっているのが特徴です。画面のスクロールに連動して、モデルが着用した商品画像がページに登場するようになっています。
 特集ページの強化に乗り出したのは今年7月ごろからです。社内でプロジェクトチームを結成し、月に2~3の特集ページを作成しています。

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月29日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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