【受賞店に聞く〈「SOYTRIP」の魅力〉】 白鳩 池上正代表取締役社長、ケイ・プロジェクトインターナショナル 薮田恵士代表取締役社長/普段行けない”場”、貴重な”交流”に感激

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池上正社長(写真左)と薮田恵士社長

池上正社長(写真左)と薮田恵士社長

 楽天は06年から、優秀な店舗を表彰するショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)の受賞店だけが参加できる研修旅行「SOY TRIP(トリップ)」を開催している。白鳩の池上正社長は11年連続、ケイ・プロジェクトインターナショナルの薮田恵士社長は2年連続、SOYを受賞し、SOYトリップに参加した。常連の池上社長が考えるSOYトリップの魅力や、連続参加の薮田社長が持ち帰ることができた経験とは何か。受賞店しか享受できないSOYトリップの効用に迫る。

 ─これまでSOYを連続受賞できた要因は。

 池上 今年で11年連続受賞になるが、SOY獲得を目標にしたことはない。SOYが目的となると広告費を無駄に使ったり、楽天のECC(ECコンサルタント)にすり寄ったりしてしまい、お客さま不在になってしまう。当社は「感動を届けよう」というビジョンを掲げている。造語だが「お客さま視向」という言葉を大事にしている。自分たちがお客さま対応している姿を俯瞰で見つめ、プロとして100%のサービスを実現できているか、スタッフには問い続けている。そういったサービスができればお客さまは感動してくれ、また購入していただける。その結果としてSOYを受賞できれば良いと考えている。

 薮田 当社は「海外販売賞」を2年連続で受賞させていただいた。楽天グローバルマーケットを通して販売している。これまでに海外の大会に合わせて販売イベントを開催したり、海外でテニスアカデミーのスポンサーになったり、販売拡大や認知度向上の取り組みを行ってきた。特に最近はECCと良い関係が作れていて、同じベクトルを目指している感じがある。経費を抑えて売り上げを伸ばすという考えを理解してくれながら、親身になっていろいろ考えてくれている感じがする。


■すべてが良かった

 ─池上社長はSOY TRIP(SOYトリップ)にも連続で参加しているのか。

 池上 SOYトリップが開始して3年目の08年から11年連続で参加している。原則、経営者のみの参加であるため年齢的な観点からも会社を代表して参加しているが、次の者を参加させることができていないのは当社の問題点とも考えている。初めてSOYトリップに行ったのは、台湾だった。

 ─池上社長がこれまで行った先で最も印象に残っているのは。

 池上 毎回趣向が凝らされており、どれも素晴らしい。楽天の若手スタッフが企画から考えてくれており、つまらないと思ったことは一度もない。最近はシリンコンバレーに連れて行ってもらうことが多く、今年訪問したフェイスブックの新社屋では社員の働き方、社内の雰囲気など細部まで目に焼き付け、においまで記憶に残っている。


■貪欲に情報収集

 ─SOYトリップは他の受賞店との交流も醍醐味だと聞く。どんな刺激を得ることができるのか。

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月5日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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