【イースト・ネットワークス 大濱慎也 社長】楽天SOY2017「新人賞」受賞/EC未経験から初年度売上2億円へ

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 ECサイト「iimo(イイモ)楽天市場店」を運営するイースト・ネットワークス(本社大阪府)は、1月29日に開催された「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2017(楽天SOY2017)」で新人賞を受賞した。昨年3月に楽天市場に出店後、顧客満足を志向した取り組みで売り上げを伸ばし、初年度はEC売り上げ2億円を見込んでいる。これまでの取り組みや、今後の展望について大濱慎也社長に聞いた。

■顧客満足へ〝細やかな配慮〟

 ーーー「楽天SOY2017」で新人賞を受賞するまでの道のりについて聞かせてください。

 昨年3月に、総合セレクトショップのECサイト「iimo 楽天市場店」を開設しました。トレーニング用品、アパレル、自転車関連、旅行用品、キャンプ用品、玩具など幅広いジャンルで約400品目を取り扱っているサイトです。30~40代男性を中心に、お客さまの層が拡大しています。
 私はEC未経験の身で事業を始めたので、苦労は多かったです。本などを読みあさり、一から勉強することでEC運営のノウハウを学び、EC事業を軌道に乗せることができました。
 特にトレーニング用品やエクササイズグッズの売れ行きがよく、効率的な腕立て伏せをサポートする「プッシュアップバー」や、腹筋を鍛える「腹筋ローラー」は、それぞれ6000個ほどを販売しています。

 ーーーどのような取り組みが受賞につながったと思いますか。

 お客さまの満足を追求したことが一番のポイントだと考えています。例えば、梱包では商品のサイズに合ったエアパッキンを使用し、段ボールと商品の隙間を埋めて配送時の衝撃を緩和しています。
 また、お客さまとやり取りをするメールの文面も見直しました。スタッフ全員で、基本となる文章構成や言葉遣いをしっかりと学び、クレームがあった際にも適切な対応をできるように徹底しています。お客さまとのやり取りを社内で共有し、スタッフのお客さま対応の品質を一定水準に保つ体制を整えました。
 きめ細やかな対応がお客さまの満足度向上につながっているとみています。ここまでは順調に売り上げが伸長していて、初年度(18年3月期)のEC売上高は、期初の計画通り2億円を見込んでいます。

(続きは、「日本ネット経済新聞」2月1日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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