インク・トナーのECサイト「インクのチップス」を運営するキュリエ(本社東京都)は、「楽天市場」の「ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)2025」でパソコン・周辺機器ジャンル賞を受賞した。24年に続く2年連続、通算5度目の受賞となる。受賞店舗だけが参加できる研修プログラム「SOY TRIP」にも4回目の参加を果たした。吉塚康一社長に、SOY TRIPで得た学び、AI時代を見据えた今後の戦略を聞いた。
■AIがインフラの中国
─SOY TRIPには4回目の参加でした。今年はどのような学びがありましたか。
今回は深圳、香港、マカオを巡り、アリババやテンセントなどを訪問しました。当初予定されていたドバイから開催地が変更になりましたが、短期間でこれだけ充実したプログラムを実現した楽天の運営には驚きました。41人の楽天社員の皆さんが細部まで準備されており、そのホスピタリティにも感動しました。
最も印象的だったのは、中国ではAIが「これから注目される技術」ではなく、すでに経済や企業活動を支えるインフラになっていたことです。テンセントでは広告やゲーム、コンテンツ制作、ソフトウェア開発など幅広い業務でAIを活用していました。単なる効率化ではなく、人は仕事を設計・監督し、AIが反復作業を担うという前提で組織が動いていました。
「企業の差を生むのはAIモデルではなく、その会社にしかないデータと経験だ」という考え方も大きな学びでした。商品知識やレビュー、顧客対応履歴などを蓄積し、AIが活用できる形に整備し続けることが競争力になると感じました。
■「審美眼を育てよ」
─現地で特に印象に残った出来事は。
テンセントクラウドの副社長であるトミー・リー氏との交流です。「AI時代に子どもへ何を教えるべきか」という質問に対し、「審美眼と善悪を判断する力を養うことが重要だ」という答えが返ってきました。
AIが発達しても、
(続きは、「日本ネット経済新聞」8月27日号で)
【キュリエ 吉塚康一社長】 <「SOY TRIP」参加店舗に聞く> 学び糧に”AIに選ばれる店”へ進化(2026年8月27日号)
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