【ハーバー研究所 西幹男社長 経営企画部 五十野淳史執行役員】 <LTV最大化に注力> 収益構造の基盤作りを目指す(2026年8月6日・13日合併号)

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西幹男氏

西幹男氏

 ハーバー研究所の2026年3月期の売上高は、前期比0・7%増の121億4100万円となった。ECを含む通販事業の売上高は、前期比2.5%減の68億6700万円だった。海外事業が特に好調で、全体の売り上げをけん引したという。越境ECの売り上げは前期比83.0%増になったとしている。同社の西幹男社長と、経営企画部の五十野淳史執行役員に、中期経営計画の進捗や、今後の展望について話を聞いた。

 ─26年3月期の業績について聞きたい。
 西 化粧品事業全体の売上高は、前期比0.4%増の97億100万円となった。
 商材別で見ると、売り上げの約6割を占める基礎化粧品は、前期比0.3%の増収で着地した。
 メーキャップ商品は、戦略的にSKUの統廃合を進めている。そのため、売り上げは減少したが、1SKU当たりの売り上げは約1.5倍となった。
 当社では、中長期的な成長に向け、既存顧客の活性化と、新規顧客の獲得強化を、重要課題として位置づけている。
 前期(26年3月期)については特に、既存顧客のロイヤルティーの向上が順調に推移した。
 五十野 既存顧客の満足度を高め、LTVを最大化することに力を入れている。
 26年3月期の通販事業では、会員プログラム「クラブハーバー制度」において、最もロイヤルティーの高いプレミアム層の人数が微増となった。具体的には、「プラチナ会員(税込10万円以上購入)」が前期比1・4%増の8821人、「ダイアモンド(同15万円以上購入)」が同0.5%増の1万5488人となった。
 一方で、通販事業においてはCPAの効率化を優先し、広告の出稿量を抑制した。そのため、新規顧客数が減少した。近年は、新規顧客の獲得人数が減少傾向にあり、ライトユーザー層の売り上げが縮小しているという課題がある。
 ─課題への対策として、どのような新規顧客獲得施策に注力しているのか。
 五十野 最近は、新規顧客獲得に向け、スキンケアはもちろん、メーキャップなどの商材で、試行錯誤を重ねている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月6日・13日合併号で)

<プロフィール>
西幹男(にし・みきお)氏
 1978年4月にワールドに入社し、92年8月に同社のTK部部長、2003年12月にはマーケティング総括部部長に就任。06年6月、ハーバー研究所の常務取締役に就任。10年2月にはウィズウィット(本社東京都)の代表取締役社長となった。24年6月、ハーバー研究所の専務取締役に就任。25年6月、ハーバー研究所の代表取締役社長に就任。26年4月、ハーバー研究所の代表取締役社長執行役員に就任した。

五十野淳史(いその・あつし)氏
 2017年7月にハーバー研究所入社し、流通事業部マネージャーを務める。23年4月、経営企画部マネージャーに就任した。24年4月に経営企画部シニアマネージャーに就任、26年4月に執行役員に就任した。

五十野淳史氏

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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