出版社の宝島社(本社東京都、関川誠社長)は3月4日、新たにアパレルブランド事業を立ち上げた。ゾゾタウン内に新ショップ「宝島社STORE」を開設して、4ブランドを展開している。ゾゾタウンを販売場所に選んだ理由や、今後の方針などについて第2メディアビジネス局の柚木昌久局長に聞いた。
─自社ECではなく、ゾゾタウンでブランドを展開しようと考えた理由は。
ゾゾタウンは、ブランドの知名度に関わらず、ユーザーが本当に良いと思う商品が上位に表示されるようになっています。新興ブランドが写真とテキストで自由に勝負できている流通だと感じます。自社EC「宝島チャンネル」に訪れる人は、雑誌や付随するものを買いに来ているので、洋服を買いに来ている人が多い場所で展開しようと考えました。
ゾゾタウンの利用者は10~30代の利用者が多く、ブランド名にとらわれないフラットな商品選びをすると聞いています。出版社発のアパレルブランドとして、写真と文章力に自信のある当社が挑戦できる環境だと考えています。
─強みの編集力は具体的にどういうものですか。
長年ファッション雑誌を発行してきている出版社として、服を良く見せるノウハウがあります。通販で勝負しているアパレルブランドとは、違う魅力の出し方ができるのはないかと考えています。
ブランドの世界観や雰囲気が伝わる商品写真はファッション誌らしく、当社ならではだと思います。ただ、イメージだけでは購入には結びつきませんので、加えて、通販で売れるための要素を押さえていきます。ZOZOさんからもアドバイスをいただいています。雑誌から誕生した2ブランドは特に、雑誌の世界観をそのまま伝えるような写真をメインにしながら、素材感や着回しやすさ、サイズ感など、情報の分かりやすさを意識しました。
(続きは、「日本ネット経済新聞」4月23日号で)
<プロフィール>
1999年に宝島社に入社。男性ファッション誌『smart(スマート)』の編集、モノ雑誌『MonoMax(モノマックス)』の編集長を経て、2020年9月に第2メディアビジネス局・局長に就任。雑誌制作、雑誌にまつわるデジタルコンテンツ制作を手掛ける。
【宝島社 第2メディアビジネス局 局長 柚木昌久氏】 <アパレルブランド立ち上げ> 編集力生かし、フラットな環境で挑戦(2026年4月23日号)
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