熊本を拠点に食品EC「くまもと風土」を運営するローカル。近年は、ふるさと納税の支援事業においても、全国的な拡大で躍進を続けている。25年12月には、東証の東京プロマーケットに上場した。創業者である吉永安宏社長は、「ふるさと納税支援事業で地方の魅力を発掘し、『稼ぐ力』を可視化していく」と話している。
■「27億円の信頼」を得る
─上場から約1カ月が経過しました。改めて、上場の経緯について、教えてください。
事業規模の拡大で、社員や拠点が増え、在庫の規模も拡大していました。昔のような「一拠点で顔が見える範囲」の経営ではなくなってきていたのです。上場の最大の目的は、内部統制を固め、意思決定の精度を上げることでした。
─資金調達の面でも、早速大きな動きがありましたね。
肥後銀行をアレンジャーとした27億円のシンジケートローンを組成しました。これは上場というステップを踏んだことにより、金融機関から「安心して任せられる」という信頼を得られた結果です。
われわれは在庫を持って商売をする会社です。特にコメは年に一度しか収穫できませんから、1年分を適切なタイミングで一括調達する必要があります。
肉も相場変動が激しいため、安い時期にまとめて仕入れ、自社で加工・ストックします。
この「攻めの仕入れ」を支えるのが、今回の資金調達を生かす道です。
■「ふるさと納税」ハブに地方創生
─現在、ふるさと納税の支援拠点を全国に広げています。EC事業との相乗効果をどう描いていますか。
現在、ふるさと納税事業では、和歌山、北海道、千葉など全国に拠点を設けています。
(続きは、「日本ネット経済新聞」2月26日号で)
【ローカル 代表取締役社長 吉永安宏氏】 <25年12月 東京プロマーケットに上場> /地方の「稼ぐ力」を可視化する(2026年2月26日号)
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