【Fast Fitness Japan 松沢一輝執行役員・営業本部長】 <24時間年中無休のフィットネスジムを運営> /”感嘆詞”の追求が成長の原動力(2025年12月11日号)

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 「カッコいい、かわいいを表現する感嘆詞の追求が欠かせない」と話すのは、24時間年中無休のフィットネスジム「ANYTIMEFITNESS」を運営するFast Fitness Japanの松沢一輝執行役員だ。昨年末に同社初の公式ECサイト「A PROP(アプロップ)」の運営を開始し、間もなく1周年を迎える。反省点や改善点も含めた方向性や成長の兆しが見えた1年だったという。ECで流通が伸びているのはアパレルで、松沢氏が大切にしている「感嘆詞の追求」が成長の原動力になっているようだ。

─もうすぐ1年。振り返りを聞きたい。
 「A PROP」がどういう方向で進めばよいかを掴めた1年で、当然、兆しも見えてきた。
 EC運営においても、システムや物流などのトラブルはほぼゼロで、ユーザーからの苦情も極めて少なかった。
 物流は受注から発送までの時間短縮に取り組んだ。翌日出荷だったものを、平日朝9時までの注文分は即日の出荷に切り替えた。「注文品は早く届く方が良い」いう考えだ。


■商品数は3倍に

 ─開設当初より、商品数が非常に増えている印象だ。
 開設時よりも3倍は増えて、約300アイテムとなった。シーズン商品やイベント商品なども適宜投入しており、サイトの鮮度を維持するように心がけている。
 ただ、最初から在庫は積まずに小ロットからスタートして、売り切る力をつけることを優先にしながら、追加発注は反響を見ながら判断している。
 商品開発と並行して、マーケティングや販促も実りある動向が見えてきている。
 売れている、売れていないという現時点でのステータスよりも、「こういう商品が欲しい」「価格帯はこれぐらいが良い」など、「A PROP」の成長に合わせて、ユーザーが好むもの、欲しいアイテムを常に企画し続けてロングセラー品、ベストセラー品作りに取り組んでいる。
 「エニタイムフィットネスのロゴ」に関しては、有無やサイズなど、さまざまな要望があることが分かった。直近の新作では、エニタイムフィットネスだけではなく、「A PROP」のロゴを入れた商品も展開している。
 ロゴの使い方一つとっても、ユーザーの要望が全然違うこともあり、トレーニング用品は「エニタイムフィットネス」、ライフスタイルは「アプロップ」という動向も見えてきた。


■本音の意見が財産

 ─多くの反応を得られる機会や場がある気がする。

(続きは、「日本ネット経済新聞」12月11日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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