【昭和西川 EC事業部 プロジェクト推進部兼カスタマーサポート部 部長代理 鈴木将晃氏 EC事業部セールス部 栁田明子氏】 <EC年商100億円へ> /レビュー活用し商品情報拡充(2025年11月20日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 寝具などの製造・販売を行う昭和西川(本社東京都、西川惠代表)は23年に自社ECサイトをリニューアルし、EC業績は好調に推移している。自社製品の「ムアツシリーズ」が成長をけん引しているほか、実店舗とECサイトの両方で、顧客の声をしっかりと聞いていることが奏功している。スタッフレビューをチーム制で取り組んだり、ギフトの贈り手と受け取り双方のレビューを集めるなどの運用で、商品情報をより充実させて、商品開発や購入の後押しにつなげている。EC事業部 プロジェクト推進部兼カスタマーサポート部 部長代理・鈴木将晃氏とEC事業部 セールス部・栁田明子氏に話を聞いた。

■EC売上は3年で2倍

 ─EC事業の状況は。
 鈴木 18年ごろからEC事業を本格化し、23年にECサイトのシステムをコマースプラットフォーム「Shopify」にリプレイスした。EC売上高は22年~24年における3年間で200%増加し、順調に推移している。
 実店舗でECと共通の会員登録を勧めるなど、OMO施策にも注力している。お客さまに合わせてスタッフがしっかりと説明しながら住所登録までする仕組みなので、EC購入のハードルが下がり、サイトへの送客に期待できる。
 栁田 実店舗とECサイトの両方で、お客さまの声をしっかりと聞くことを重視している。例えば月1回程度、オンラインや電話で購入者にインタビューを実施している。購入の理由やその後の使用状況などを丁寧に聞くことで得られる発見が多い。


■レビューでCVR向上

 ─どのような施策が成長に貢献しているか。
 鈴木 「Shopify」へのリプレイスを機に、レビュープラットフォーム「ReviCo」を導入した。レビュー投稿を促進するキャンペーンの企画や実行をReviCo側が実施してくれるため、運用負荷やコストを削減した上で、レビュー投稿数を大幅に増やせている。多くのお客さまの声を拾えるだけでなく、購入の後押しにもなっていると感じている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月20日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ