【ANLAN Japan 何世准(かせじゅん)代表】 <リアルで売上100億円へ> /”製品”ではなく”サービス”の販売強化(2025年11月6日号)

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 中国発祥のビューティーテックブランド「ANLAN」の日本法人として14年に設立したANLAN Japan(アンランジャパン、本社東京都)は、オンラインを中心に美容機器を展開してきた。日本市場のリアル店舗における美容機器の売り上げを、今後3~5年間で100億円規模に拡大する計画だという。これまでオンライン販売を主軸にしてきた同社が、日本市場でリアル店舗の展開に注力する背景や、今後の取り組みについて何世准(かせ・じゅん)代表に話を聞いた。

 ─日本市場においてオフライン展開を強化するに至った経緯は。
 ものづくりが丁寧な日本において、製品を認めてもらう必要があると考えている。ゆくゆくはアジア地域や他国のオフライン市場にも参入する計画だが、まずは日本で認められなければ始まらない。
 私自身、日本が好きで、月に3回は日本出張に出向き、市場を調査している。
 これまで通りオンラインでも販売するが、あくまでもオンラインとは別物として、日本のオフライン市場を強化していく考えだ。
 ─25年下半期は、日本向け商品の開発に注力しているというが、具体的にどんな点がこれまでと変化したのか。
 19~20年ごろに大阪でポップアップを実施したことがある。その時はあまり良い成果を上げられず、日本人向けの製品の開発を強化することが必要だと気付いた。
 これまでは一つの商品に複数の機能が備わり、コスパの良さを売りにした商品を多く展開していたが、日本向けでは一つの製品で一つの悩みにコミットし、高品質を売りにする商品を展開する。
 中国人と日本人では好むデザインも異なる。日本人向けでは玩具のような印象にならないよう、本格的で高級感のあるデザインに作り変えた。
 ─オフライン展開を強化するにあたり、どんな点が課題となるか。
 人件費などを加味しても、

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月6日号で)

9月に発売した、ブランド初のプレミアライン「ANLAN スカルプリフレブラシ」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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