【ブランシェス 橋本知佳氏(写真右) 河原有希氏(写真左)】 <インフルエンサー×UGCで成長>提案型の新機能は購買率4倍の出足(2025年6月19日号)

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 子ども服ブランド「branshes(ブランシェス)」を展開するブランシェス(本社大阪府、泉憲利代表)は、コロナ禍を経てECサイトが主要な販売チャネルに成長した。SNSでの情報発信を強化しながら、SNSと連動したコンテンツをECサイトで効果的に活用している。ECサイトでは「コーディネート」「UGC(ユーザー投稿)」「リール動画」など多彩なコンテンツを駆使し、子どもを持つ親が「ついつい見たくなる」盛りだくさんの情報を提供している。新たに提供を開始した多彩なコンテンツを組み合わせて提案する「オススメstyling」では当初、閲覧ユーザーの購買率が、非閲覧ユーザーの4倍も高まる成果も出た。質の高いコンテンツを生み出す戦略や、それを活用する工夫などについて、公式ECサイトの運営を担当する橋本知佳氏と、SNSなどのプロモーションを担当する河原有希氏に聞いた。

 ─ECサイトのコンテンツを拡充するための取り組みは。
 河原 18年にビジュアルマーケティングプラットフォーム「visumo(ビジュモ)」のインスタグラム連携機能を導入し、インスタグラムのコンテンツをECサイトにも掲載する取り組みを開始した。
 インスタグラムの投稿コンテンツを自社ECサイトにも掲載することで、インスタグラムではリーチできていない層にもコンテンツを見ていただくことで、ECサイトの購入促進につなげたり、インスタグラムのフォロワー獲得にもつなげたりしている。
 ─クオリティーの高いUGC(ユーザー投稿)もECサイトに掲載する方法は。
 河原 オシャレなお子さんの投稿をしている方にPRを依頼し、指定のコーディネートをギフティングしている。そのコーディネートを着用した投稿を中心にUGCとしてECサイトに掲載している。
 橋本 「OU? by EDWIN」というレーベルの1周年を記念したLPを作成する際にもクオリティーの高いUGCを効果的に活用することができた。過去のアイテムや直近で発売したアイテムの着用画像の投稿をインフルエンサーさんに依頼し、その投稿をUGCとしてLPに活用させていただいた。


■リール動画も投稿

 ─インスタグラムのリール動画もECサイトに掲載しているが、動画の活用はどのように取り組んでいるのか。
 橋本 「visumo」の動画連携機能を22年に導入し、ECサイトでの動画活用も強化している。昨年の夏ごろからリール動画をECサイトに掲載するスタイルにした。
 動画では画像では伝えにくい素材感やシルエットの動きなどの魅力を伝えたいと考えている。商品を紹介したり、素材を見せていく動画もあれば、インスタグラムなどで流行っている動画のスタイルに合わせて作成することもある。
 例えば女の子がラックに好きなアイテムを並べていって、変身する動画が人気となっており、そういった動画はかなりリーチの取れるコンテンツになる。
 ─「コーディネート」の枠ではモデルが着用した画像を多数掲載している。
 橋本 「visumo」のスタッフ投稿機能を21年に導入した。

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