百貨店事業を行う松屋の連結子会社であるMATSUYAGINZA.com(マツヤギンザドットコム、本社東京都)は、オムニチャネル型プラットフォームとして、新ECサイト「matsuyaginza.com(マツヤギンザドットコム)」を本格始動した。リアル店舗とデジタルを融合した取り組みを行うという。配送だけでなく、店頭での受け取りにも対応する。売り上げ目標としては、初年度50億円、4年後200億円を掲げる。松屋銀座は今年で開店100周年を迎えた。同プラットフォームを含めマーケティングを担当する、松屋銀座本店の服部延弘副店長に、新たな挑戦を続ける同社の事業戦略について話を聞いた。
─オムニチャネル型プラットフォーム「matsuyaginza.com(マツヤギンザドットコム)」について教えてください。
当社は24年11月末、オムニチャネル型プラットフォームとして、新ECサイト「matsuyaginza.com」を本格始動しました。
開設に併せて、松屋銀座の4階には、ECで購入した商品を受け取れるピックアップカウンターや、ロイヤルカスタマー向けの専用サロンを新設しました。
同サイトでの注文時、国内顧客は、店頭での受け取りか配送かを選択できます。
海外顧客が同サイトを利用する場合、免税購入にも対応します。ピックアップカウンターでの商品受け取り時の決済で、免税手続きまでを完結できます。英語・中国語の多言語対応も行っています。
─取り扱い商品について教えてください。
サイト開設時には、1年後に150ブランド5000点の商品を取り扱うという目標を立てました。現在は、約100ブランド4500点以上(25年4月末時点)の商品を取り扱っています。今後は当初の目標を超え、さらに増やしていきたいと考えています。
ラグジュアリーブランドや、ビューティー関連商品、酒類、アート、インテリアなど、幅広い商品ラインアップがあります。店頭にない、魅力的なブランドのラインアップも充実させることにより、顧客満足度の向上や、売り上げの伸長を図ります。
コスメなどビューティー商品が入口になることが多く、リピーターも多いです。
─「matsuyaginza.com」をオープンした背景を教えてください。
以前は、
(続きは、「日本ネット経済新聞」5月22日号で)
【松屋 銀座本店副店長(マーケティング担当) 服部延弘氏】 <4年後に200億円目指す> /オムニチャネル型プラットフォーム始動(2025年5月22日号)
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